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- Heart View 2021年3月号 Vol.25 No.3 持続性(慢性)心房細動の治療戦略 先生の治療方針は?
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序文
企画にあたって
山下武志(心臓血管研究所所長)
ここ約20年の間に,心房細動診療に用いるツールが着実に進歩,発展するとともに,それらを用いた数多くのクリニカルエビデンスが集積された。今後の中長期的なさらなる進歩や発展は,現在の私たちの想像を超えるものがあるかもしれない。しかし,現時点で,ほぼ心房細動自身の治療法はいったん確立したと考えても過言ではないだろう。実際,世界各国から発表される心房細動ガイドラインは,過去には発行されるたびに大きな変化が加えられてきたが,現在では改訂に伴う変更は軽微なものに留まっている。これは,心房細動治療が成熟期を迎えていることを象徴しているのだろう。
むしろ現在では,各患者でこのような心房細動の治療ツールをどのように個別にうまく適応して用いるかが問われることとなった。しかし,これこそが単純ではないために,不整脈非専門医が診療現場で最も困惑する課題の1つになっている。多くの医師にとってその治療方針を最も決定しやすい対象が,若年者・症候性・発作性というようなキーワードをもつ心房細動患者である。心血管イベントリスクが小さく,カテーテルアブレーションの効果・安全性のバランスが良好で,患者の治療に対する受容度も高く,治療後の満足度も高いという特徴がある。対照的に,その対極にある超高齢者を含む高齢者・無症候性・非発作性というキーワードをもつ心房細動患者に対する対応には迷うことも多く,医療者による考え方の差も大きくなっているかもしれない。
今回の特集では,このようなキーワードのうち「非発作性心房細動」を取り上げた。このキーワードだけで,単純に治療方針を決定づけることはできないが,治療方針を考えるための材料を整理するための特集となっているはずである。なお,用語的に,「非発作性」「持続性」「長期持続性」が,現在の学術用語として正しく,その定義があいまいになりがちな「慢性」を用いることは不適切かもしれない。しかし,実地臨床ではこの「慢性」のイメージのほうがしっくりくる読者も多いことと思う。持続性・長期持続性を含む非発作性心房細動を特集した号と考えていただければ幸いである。
目次
特集:持続性(慢性)心房細動の治療戦略 先生の治療方針は? 企画・構成/山下武志
診る
1 持続性心房細動患者の症状を診る:“無症候性”患者は本当に無症状? 武居明日美
2 持続性心房細動患者の心電図・心エコー図検査を診る:各検査のtips and tricks 臼田圭佑,加藤武史
3 持続性心房細動患者の予後を診る:予測するためのポイント 赤尾昌治
識る
4 洞調律維持によるメリット,医療介入によるデメリットを識る 大塚崇之
5 持続性心房細動における抗不整脈薬の役割 近藤秀和,髙橋尚彦
6 カテーテルアブレーションの成績,成功予測因子を識る 井上耕一
7 慢性心房細動の心拍数調節のあり方を識る 加藤祐子
8 経皮的左心耳閉鎖術の適応と手技の実際 原 英彦
9 Expertise ビッグデータにみる,カテーテルアブレーション後の早期死亡 山根禎一
10 Expertise 腎機能と心房細動カテーテルアブレーション 松田祥宏,増田正晴
治す
11 持続性心房細動に対してさまざまなカテーテルアブレーションで治す 宮﨑晋介
12 心房細動アブレーションも薬物治療も無効な心房細動 こう治す 大江学治,安部治彦
13 アブレーション後の生活管理で治す 岩﨑雄樹
14 Expertise Pulse field ablation の将来 山下省吾
【災害時の循環器疾患管理:経験とエビデンスに基づく提言】
第3回(最終回):熊本大地震の経験と提言 掃本誠治,辻田賢一,小川久雄
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書籍情報
- ISBN:9784008102503
- ページ数:92頁
- 書籍発行日:2021年2月
- 電子版発売日:2021年8月12日
- 判:A4変型
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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