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- 使える皮弁術―適応から挙上法まで―上巻
商品情報
内容
上巻は、「局所皮弁法および小皮弁術」「有茎皮弁術」を紹介。
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序文
序文
皮弁開発の歴史は,形成外科の歴史そのものと言っても良い程,種々な皮弁が考案され,再建手術の発展や QOL の向上に大きく貢献しています.
本書の題名の「使える皮弁術」は,古典的な皮弁の血管解剖や血行動態の解析から生まれた皮弁を呈示し,皮弁の生着域の向上にたいするトライヤルや長さや大きさの限界について解説するだけでなく,いかにしてその場の状況に応じて非侵襲的で安全な皮弁を的確に選択し,整容的にも満足のいく結果が得られるかを論じることを主目的としています.また四肢や顔面では動的機能喪失を皮弁により修復再建する項目も加えました.
執筆者には選択した皮弁の難易度と安全に手術を行うコツを明記していただくように要請しました.執筆者はいずれも現時点で皮弁移植の手術を積極的に行い,この世界で第一線として活躍中の先生ばかりなので,その内容は最新の治療水準を網羅していると自負しています.勿論進歩の激しい世界の常として本書の内容がいつまで通用するかはわかりませんが,皮弁移植の手引き書,虎の巻として診療の傍らにおいていただければ編集者として望外の喜びです.
2010年2月
慶應義塾大学形成外科
中島龍夫
皮弁外科は形成外科の基本的手技であってその発展が種々の再建手術を可能にしてきた.かつて皮弁外科は深部からの血管解剖に依存する傾向があったが,皮弁が薄くなるにつれ体表からの血管解剖が進み,あらゆる皮膚穿通枝を栄養血管とする穿通枝皮弁の概念が台頭してきた.あわせて,従来からの実用的な皮弁は廃れることはなく,むしろ新たな穿通枝皮弁の概念を吸収してそれを発展させた種々のバリエーションが生まれている.
本書では,あまりマニアックな皮弁に偏ることがないよう,患者を治療するという目的のために,あくまでも「使える」という観点から皮弁を語ることを念頭に置き,現在考えられる本邦の最先端の執筆者にお願いして著した参考書である.すべての形成外科医の座右の書となり,かつ向上心ある新進の皮弁外科医の更なる育成に貢献できれば幸甚である.
2010年2月
日本医科大学形成外科
百束比古
目次
I.局所皮弁法および小皮弁術
Z形成術とその理論─planimetric Z plastyを含めて─ 鈴木 茂彦
皮膚欠損修復に有用な幾何学的局所皮弁法 吉村 陽子ほか
正方弁法とsquare flap principle 百束 比古
眼瞼,頬部再建に有用な局所皮弁 楠本 健司ほか
逆行性顔面動脈皮弁―特に外鼻,口唇の再建― 山下 建 ほか
SMAP皮弁―顔面再建― 石原 剛
美容外科で用いる局所皮弁 宮本 純平
唇裂手術に有用な局所皮弁・皮下茎皮弁 玉田 一敬ほか
手・指の再建に有用な皮弁 栗原 邦弘
皮下茎皮弁の適応―体幹四肢の再建― 鈴木 茂彦
Central axis flap method―multilobed propeller flap, scar band rotation flap, pin-wheel flap― 村上 正洋ほか
舌弁の適応と作製法 稲川 喜一ほか
II.有茎皮弁術
大胸筋皮弁─頭頚部再建─ 山田 潔 ほか
後頭頚部皮弁 Occipito-Cervico(OC)flap 小野 真平ほか
SCAP(superficial cervical artery perforator)皮弁―頭頚部再建 遊離皮弁の可能性も含めて― 大木更一郎ほか
鎖骨上皮弁―頚部再建― 小川 令 ほか
DP皮弁・僧帽筋皮弁―頚部再建― 緒方 寿夫
広背筋皮弁 浅井 笑子ほか
有茎腹直筋皮弁―乳房・胸壁・会陰部・骨盤腔の再建― 松田 健 ほか
SEPA皮弁―男性外陰部再建など― 江浦 重義ほか
殿溝皮弁(Gluteal fold flap) 輪湖 雅彦ほか
大殿筋穿通枝皮弁─仙骨部再建─ 大木更一郎ほか
VAFを利用した大腿部皮弁―鼠径外陰部再建― 中嶋 英雄ほか
大腿二頭筋皮弁―坐骨部褥瘡再建― 石井 暢明ほか
遠位茎腓腹皮弁による下腿・足再建 百束 比古
内側足底皮弁―踵再建― 柏 克彦 ほか
DP皮弁―頭頚部再建― 清川 兼輔ほか
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書籍情報
- ISBN:9784881170519
- ページ数:188頁
- 書籍発行日:2010年4月
- 電子版発売日:2021年8月6日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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