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- これだけは読んでおきたい! 消化器内視鏡医のための重要論文200篇〈胆・膵編〉
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内容
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序文
推薦のことば
重要論文シリーズの第4 弾として発刊された<胆・膵編>は,胆膵領域を専門とする者にとって,こんな本が欲しかったと言える素晴らしい一冊となっている.これは決して褒めすぎではない,実際の感想である.
ガイドラインが普及して文献とその内容が常に重視されるようになった今日,重要論文の概要を理解することは大切な要素になっている.ガイドラインを理解する際にも,自分で論文を書く際にも,文献を選び,読み込まなければならないことは皆さん既にご存じの通りである.にもかかわらず,これまで重要な論文の概要を一冊にまとめようとする発想がなかったことは不思議であった.おそらく多数の論文から重要論文を選ぶ大変さ,それらを読み込む苦労に誰もが臆したためかもしれない.労せずして,この一冊を手に入れられたことに感謝している.しかも,概要と解説を第一線の先生方の手によってまとめられており,魅力を増すことになっている.実際のところ,この作業は自分で論文を書く以上に文献の熟読が求められ,気を遣うものである.執筆者の先生方に敬意を表したい.
その結果,立場の違いや経験の多寡を問わず,臨床から研究に役立つ内容になっている.それは,知識の整理やアップデートができるのはもちろんのこと,さらに重要なことは,研究対象の検討や研究のデザイン,成績の示し方など,若手から指導者までが異なった視点から参考にできる内容を含んでいることである.
編集主幹の糸井隆夫先生をはじめ,編集者の潟沼朗生先生,良沢昭銘先生,安田一朗先生,入澤篤志先生は,わが国のみならず世界的な胆膵領域の第一人者の集まりである.多忙な中200 篇の選択に,大変な労力をかけられたのは想像に難くない.皆さん一家言のある優秀な先生で,本来ならば主幹の糸井先生はご苦労されたはずであるが,ASTIA group(何だ,それはと思われる方もおられよう,答えは,単に各人の名前の頭文字を並べただけだが,最近胆膵領域では有名か?)の一員としてone team を念頭に頑張られたことと想像している.そうでなければ,このような仕事はやってられない.本書編集者の皆さんにとっては胆膵の臨床をやっているほうが,ズーと楽しいでしょうから.
いずれにしても,この一冊を手に入れられるわれわれは非常に幸運である.
単に,読んで勉強になったと言うだけでなく,200 篇の重要論文の研究デザインや論文構築にも注目して,皆さんご自身が論文を書き,世界に発信する際に大いに活用していただきたい.
2021年6月
京都第二赤十字病院消化器内科
安田健治朗
発刊にあたって
この重要論文シリーズ<胆・膵編>は,<消化管腫瘍編>,<炎症性腸疾患編>,<肝臓疾患編>に続く,シリーズ第4 弾である.前3 シリーズは出版されてまだ3 年ではあるが,いずれもベストセラーとなっているのはご存知の通りである.この<胆・膵編>の特徴は,なんと言ってもその豪華な編集委員である.編集委員会の日程調整は困難を極めたが,開催できた編集委員会では潟沼朗生先生,良沢昭銘先生,私,安田一朗先生,そして入澤篤志先生 (ASTIA group)(写真)による忌憚のない意見交換と真剣なディスカッションで,よりブラッシュアップされた構成内容にすることができた.何よりも,真剣なディスカッションの合間に気の置けない仲間の中で飛び交う冗談が,長時間の編集委員会を楽しいものにしてくれた.
さて,<胆・膵編>の内容であるが,まず編集委員によるスクリーニングを行い,1,000 篇近い論文を集めた.そして,多くの討論を経て200 篇に絞った.ちなみに<消化管腫瘍編>は200篇,<炎症性腸疾患編>は240 篇,であるが,本編ではオリジナルの<消化管腫瘍編>に則って“200”という数字にこだわった.したがって,この<胆・膵編>の論文は,どれをとっても必要不可欠で重要な論文であり(もちろん本編に漏れてしまった素晴らしい論文もたくさんある),ASTIA group が選んだ“珠玉の200 篇”であると言える.また,各論文の執筆をお願いする先生方に関してもこだわり,必ず“自分でも論文を書いている人”をコンセプトに選ばせていただいた.その心は“他人の論文を評価するためには,自分の論文が評価されてきた経験が必要”と考えたからである.したがって,執筆者も全国各地の“今が旬”の先生ばかりであり,本当に素晴らしい本になったと自負している.
この本のサブタイトルが“これだけは読んでおきたい!” 重要論文であるが,指導者としての本音は,これらの論文を単に“読んでおく”のではなく“読み込んで”いただくことを是非お勧めしたい.そうすることで単に,ここに書かれた概要と解説が,論文のAbstract を和訳したものでなく,各執筆者がポイントを抑えて,論文の重要な箇所を抽出していることが理解できるのではないかと思う.そうすることで,論文の上手な読み方のポイントがわかってくるのではないかと考えている.もちろん,この本に登場する200 篇の論文をじっくりと読むことは時間的に困難であり,概要と解説は熟読して自分の興味のある領域の論文を見つけ出すために用いるのも良いと思う.
若い先生方は,重要論文を“読み込む”ことだけではなく,最終的には“重要論文を書く”ことを是非目指してほしいと思う.論文は“自分の足跡”であり,症例報告・原著論文にかかわらず,目の前にある事実を英語でまとめ,世界に発信することは極めて大切なことである.またそうしたことは診療させていただいた患者さんに対しての御礼だけではなく,世界中で同様なことで悩む患者さんの道標となり得る可能性もある.
最後に,大変ご多忙の中,企画から編集まで関わっていただいたASTIA の先生方,快く執筆を引き受けていただいた全国の諸先生方に厚く御礼を申し上げるとともに,このような素晴らしい書籍を刊行する機会をいただいた,株式会社シービーアールのスタッフの皆様に心から感謝申し上げたい.
2021年6月
編集主幹 糸井隆夫
目次
膵腫瘍
01 - Q001.膵癌早期診断に有効な膵液採取の方法は?
02 - Q002.超音波内視鏡検査は,膵腫瘍に対する画像診断法として他のモダリティより優れているか?
03 - Q003.膵癌の診断体系におけるEUS の位置づけとは?
04 - Q004.膵癌高リスク患者のスクリーニングにEUS とMRI のどちらが有用か?
05 - Q005.造影EUS は膵小腫瘤の診断に有用か?
06 - Q006.EUS—FNA を行った最初の報告は?
07 - Q007.超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS—FNA)におけるFanning technique は穿刺回数を減少させるか?
08 - Q008.膵神経内分泌腫瘍の診断にEUS—FNA は有用か?
09 - Q009.膵腫瘤性病変に対するEUS—FNA 検体の迅速on—site病理診断は必須か?
10 - Q010.EUS—FNA が腫瘍診断学に与えた影響とは?
11 - Q011.EUS—FNA で採取された検体に組織が含まれているか肉眼的に確認できるか?
12 - Q012.Rapid on—site cytological evaluation は内視鏡医が行っても有用なのか?
13 - Q013.EUS—FNA において組織検体採取率を向上させる吸引方法は?
14 - Q014.充実性腫瘤に対するEUS—FNA において,直視コンベックス型EUS は従来型斜視コンベックス型EUS と同等の診断能を有するか?
15 - Q015.EUS—FNA にて肝転移や悪性腹水と診断された膵癌患者の予後はどれくらいか?
16 - Q016.膵癌でのプレシジョン・メディシンの臨床応用はどうなっているの?
17 - Q017.EUS—FNA による細胞診はIPMN の良悪性の鑑別に有用か?
18 - Q018.超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診の見過ごされがちな稀な合併症とは?
19 - Q019.膵IPMN に対するEUS—FNA は腹膜播種のリスクを高めるか?
20 - Q020.膵腫瘤に対するEUS—FNA による播種のリスクはあるのか?
21 - Q021.切除可能膵癌に対する術前EUS—FNA は,予後を悪化させるか?
22 - Q022.膵癌におけるEUS—FNA 後のneedle tract seeding の頻度および予後に与える影響は?
23 - Q023.膵癌の遠隔転移は予防可能か?
24 - Q024.根治手術が行われた膵癌に対してS—1 単独療法は生存率を改善するのか?
25 - Q025.遠隔転移を有する膵癌に対してFOLFIRINOX 療法はgemcitabine 療法より有効か?
26 - Q026.転移性膵癌に対してgemcitabine にnab—paclitaxel を併用することは有効か?
27 - Q027.閉塞性黄疸を伴う膵頭部癌患者に対する術前胆道ドレナージは,術後の偶発症率を高めるのか?
28 - Q028.膵癌のネオアジュバント療法中の胆管ドレナージにおいて,カバード金属ステントとアンカバード金属ステントの有効性は同等か?
29 - Q029.切除不能膵頭部癌に対する胆管および十二指腸ステントの長期成績は?
30 - Q030.超音波内視鏡下胃空腸吻合術は,悪性胃排出路障害に対する標準治療になり得るか?
31 - Q031.EUS—guided celiac ganglia neurolysis は,EUS—guided celiac plexus neurolysis に比べて疼痛緩和効果が高いか?
32 - Q032.膵神経内分泌腫瘍や膵囊胞性腫瘍に対する局所治療は有効か?
33 - Q033.EUS—RFA は,膵癌の痛みに対する緩和治療になり得るか?
34 - Q034.WF やHRS のない分枝型IPMN は5 年以上経過観察が必要か?
35 - Q035.手術適応ではない分枝型IPMN の経過観察をどうすべきか?
36 - Q036.IPMN における壁在結節の良悪性診断は造影EUS で可能か?
37 - Q037.造影ハーモニックEUS は膵囊胞性病変の診断に有用か?
38 - Q038.造影超音波内視鏡検査(CE—EUS)は,壁在結節の評価に有用か?
39 - Q039.分枝膵管型IPMN に膵管癌が高率に併発する発生経路は?
40 - Q040.IPMN の良悪性鑑別において最もよい膵液中のバイオマーカーは何か?
41 - Q041.卵巣様間質を伴う膵粘液性囊胞腫瘍の特徴と予後は?
42 - Q042.膵囊胞性腫瘍と口腔内細菌は関連があるか?
43 - Q043.共焦点レーザー内視鏡は膵囊胞性病変の診断に有用か?
膵非腫瘍
01 - Q044.慢性膵炎に対するEUS 診断:Rosemont 分類とは?
02 - Q045.膵発癌の高リスク群において慢性膵炎様のEUS 所見が存在するのか?
03 - Q046.慢性膵炎に関連するCFTR 遺伝子変異やSPINK1 遺伝子変異は膵発癌リスクを増加させるか?
04 - Q047.早期慢性膵炎診断において重要なことは?
05 - Q048.慢性膵炎に伴う良性膵管狭窄に対する内視鏡的ステント留置法のストラテジーは?
06 - Q049.腹痛を有する慢性膵炎患者の主膵管狭窄に対する金属ステント留置術は,長期的に有用かつ安全か?
07 - Q050.慢性膵炎に伴う良性膵管狭窄に対して金属ステント留置は有用か?
08 - Q051.慢性膵炎に対する内視鏡的膵管ドレナージは,外科的膵管ドレナージと比較して有効か?
09 - Q052.症候性膵管癒合不全に対する内視鏡的治療は効果的か?
10 - Q053.有症状の慢性膵炎患者に対し膵管口切開による内視鏡治療は有用か?
11 - Q054.自己免疫性膵炎の疾患概念はいつ提唱された?
12 - Q055.硬化性膵炎(現在の自己免疫性膵炎)の診断に血清IgG4 値は有用か?
13 - Q056.ステロイド治療の有無で自己免疫性膵炎の長期予後は変わるのか?
14 - Q057.自己免疫性膵炎に対する低用量ステロイドによる維持療法は必要か?
15 - Q058.急性膵炎および膵炎後局所合併症の世界的分類は?
16 - Q059.重症胆石性膵炎におけるERCP 介入の至適時期は?
17 - Q060.成因不明の急性膵炎に対する画像診断では,EUS とMRCP のどちらが有用か?
18 - Q061.胆石性膵炎に対する胆囊摘出術の最適なタイミングはいつか?
19 - Q062.再発性胆石性膵炎に対して,胆囊摘出術と乳頭切開術のどちらが行われるべきか?
20 - Q063.プレカットは本当に膵炎発症のリスクなのか?
21 - Q064.Indomethacin 坐剤に加え硝酸薬を舌下投与することは,ERCP 後膵炎の予防に役立つか?
22 - Q065.Indometacin のルーチンERCP 前経肛門投与は,ERCP 後膵炎の予防に寄与するか?
23 - Q066.Indomethacin の直腸内投与は,ERCP 後膵炎のリスクに関係なくその予防に有用か?
24 - Q067.Indomethacin の直腸内投与は,ERCP 後膵炎のリスクに関係なくその予防に有用か?
25 - Q068.NSAIDs 坐剤と硝酸薬舌下投与の組み合わせは,NSAIDs 坐剤単独使用に比してERCP 後膵炎の発生率を抑えるか?
26 - Q069.Diclofenac 坐剤は低用量でもERCP 後膵炎の予防に効果はあるか?
27 - Q070.ERCP 後膵炎の高リスク症例に予防的高用量nafamostat mesilate は有用か?
28 - Q071.周術期の大量輸液は,ERCP 後膵炎を予防するか?
29 - Q072.予防的抗菌薬投与によりERCP 後偶発症発生リスクは減少するか?
30 - Q073.自然脱落型膵管ステント留置はERCP 後膵炎を予防するか?
31 - Q074.急性壊死性膵炎による膵液瘻に経乳頭的膵管ステント留置は有用か?
32 - Q075.急性壊死性膵炎に予防的膵管ステント留置は有効か?
33 - Q076.胆管挿管困難例に対するearly precut は,ERCP 後膵炎のリスク因子か?
34 - Q077.麻酔科医による鎮静は,ERCP における深部挿管成功率と偶発症発生率を改善するか?
35 - Q078.内視鏡的経消化管的膵仮性囊胞ドレナージの最初の報告は?
36 - Q079.膵仮性囊胞を超音波内視鏡ガイド下に最初に穿刺した報告は?
37 - Q080.膵仮性囊胞に対するドレナージはEUS 下に行うべきか?
38 - Q081.Lumen—apposing metal stent はEUS 下膵仮性囊胞および胆囊ドレナージに有用か?
39 - Q082.被包化膵壊死に対する内視鏡的ドレナージ術において,有効なステントは何か?
40 - Q083.WON に対するbiflanged metal stents(BFMSs)の短期留置治療,および膵管ステント追加留置はWON 再発防止に有用か?
41 - Q084.WON に対するlumen apposing metal stent を用いた超音波内視鏡下経消化管的ドレナージは,プラスチックステント(PS)を用いたドレナージよりも有用か?
42 - Q085.被包化膵壊死(WON)の治療には,lumen—apposing metal stents(LAMS)とプラスチックステントのどちらが有用か?
43 - Q086.症候性多房性被包化膵壊死に対する複数箇所からのEUS 下ドレナージは有効か?
44 - Q087.複雑な多房性被包化膵壊死に対する有効な内視鏡治療は?
45 - Q088.Pancreatic fluid collection ドレナージ後の留置ステントは抜去すべきか?
46 - Q089.感染性膵壊死の治療法としての経消化管的内視鏡的ネクロセクトミーを普及させたのは?
47 - Q090.被包化膵壊死に対して内視鏡的ネクロセクトミーは有効か?
48 - Q091.内視鏡的ネクロセクトミーに特徴的な致命的合併症は?
49 - Q092.感染性膵壊死に対してはstep—up アプローチと開腹下ネクロセクトミーのいずれが有効か?
50 - Q093.感染性壊死性膵炎に対する内視鏡的step—up アプローチは,外科的step—up アプローチと比較して患者死亡率を低下させるか?
51 - Q094.壊死性膵炎に対するstep—up アプローチは,開腹下ネクロセクトミーよりも安全か?
52 - Q095.急性膵炎後の感染性膵壊死に対する治療は,外科的ネクロセクトミーと内視鏡的ネクロセクトミーのどちらを選択するべきか?
53 - Q096.Whipple 手術後の膵臓関連有害事象に対する内視鏡的治療として,EUS ガイド下膵管ドレナージとバルーン内視鏡下ERP のどちらを選択すべきか?
54 - Q097.膵管狭窄に対するEUS 下膵管ドレナージは外科治療の代替となり得るか?
胆 管
01 - Q098.ERCP,IDUS,MRCP のうち,どの診断法が胆管狭窄の診断に最も有用か?
02 - Q099.膵胆道疾患の診断において,超音波内視鏡とMRCP のどちらが有用か?
03 - Q100.診断困難な胆管病変に対する経口電子胆道鏡の役割は?
04 - Q101.経口胆道鏡処置前の予防的抗菌薬投与は必要か?
05 - Q102.経乳頭的に直接内視鏡を胆管内に挿入観察した最初の報告は?
06 - Q103.経鼻内視鏡を用いた直接経口胆道鏡の実効性は?
07 - Q104.マルチベンディング細径内視鏡により直接胆道鏡の胆管挿管性は向上するか?
08 - Q105.胆道鏡,膵管鏡は偶発症の発症率を上げるか?
09 - Q106.シングルオペレーター経口胆道鏡は胆道病変の診断に有用か?
10 - Q107.パリ分類は,胆道狭窄に対するプローブ型共焦点レーザー内視鏡の偽陽性を減らせるか?
11 - Q108.プローブ型共焦点レーザー内視鏡は胆道狭窄の診断に有用か?
12 - Q109.表層拡大胆管癌の予後とその規定因子は?
13 - Q110.胆管挿管困難例に対する膵管ガイドワイヤー法の最初の報告は?
14 - Q111.ERCP 時に選択的胆管挿管において,wire—guided cannulation は従来法よりも有用か?
15 - Q112.胆管挿管においてdouble—guidewire technique と膵管ステント留置下のwire—guided cannulation はどちらが有用か?
16 - Q113.WGC においてカテーテルを乳頭に接触させるのとさせないのとどちらがよいのか?
17 - Q114.Wire—guided cannulation(WGC)法はERCP 後膵炎を抑制できるか?
18 - Q115.膵管口からのスフィンクテロトームを用いたプレカットと針状メスによるプレカットはどちらが優れているか?
19 - Q116.胆管挿管困難症例において膵管口からのプレカットとダブルガイドワイヤー法はどちらが有用か?
20 - Q117.内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)はいかにして始まったか?
21 - Q118.EST を安全に行うには?
22 - Q119.内視鏡的乳頭切開術後の偶発症に関連する因子は?
23 - Q120.内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)の最初の報告は?
24 - Q121.EPBD を前向きに検討した最初の報告は?
25 - Q122.EPBD は,乳頭機能を温存できるか?
26 - Q123.胆管結石の治療においてEST とEPBD はどちらがよいか?
27 - Q124.総胆管結石除去時の乳頭処置はEPBD とEST のどちらがよいか?
28 - Q125.総胆管結石治療において,EST とEPBD で長期予後に差はあるか?
29 - Q126.長時間EPBD と短時間EPBD は,どちらが推奨されるか?
30 - Q127.内視鏡的胆管結石除去術には,バルーンカテーテルとバスケットカテーテルのどちらが優れているか?
31 - Q128.内視鏡的胆管結石除去術に適切なデバイスはバスケット? それともバルーン?
32 - Q129.巨大胆管結石治療においてEHL とML のどちらがよいか?
33 - Q130.治療困難結石に対するEST+EPLBD の最初の報告は?
34 - Q131.EPLBD における偶発症発生のリスク因子とは?
35 - Q132.EPLBD の前にEST を付加する必要はあるか?
36 - Q133.大きな胆管結石に対する胆道鏡下レーザー治療による砕石術は有用か?
37 - Q134.胆囊結石合併総胆管結石の治療は,ラパコレ時に一期的腹腔鏡下治療? それとも術中の内視鏡治療併用?
38 - Q135.胆囊胆管結石に対する内視鏡的胆管結石除去後に胆囊摘出しない場合の胆道イベントは?
39 - Q136.内視鏡的胆管ステント留置術の最初の報告は?
40 - Q137.なぜ術前症例における減黄法の第一選択が内視鏡的ドレナージなのか?
41 - Q138.遠位胆管癌の減黄においては,経皮経肝胆道ドレナージと経乳頭的胆道ドレナージのどちらを選択すべきか?
42 - Q139.経乳頭的胆管ステントの標準的な評価方法は?
43 - Q140.胆管金属ステントのradial force,axial force とは?
44 - Q141.胆道閉塞に対する自己拡張型金属ステント使用の初期の報告は?
45 - Q142.切除不能悪性遠位胆管閉塞に対して,金属ステントとプラスチックステント留置のどちらがQOL がよいか?
46 - Q143.切除不能膵癌による遠位悪性胆道狭窄症例では,SEMS 留置の際にEST は必要か?
47 - Q144.術前胆道ドレナージには,金属ステントとプラスチックステントのいずれが優れているか?
48 - Q145.切除不能な遠位悪性胆管閉塞に使用する金属ステントは,“カバー付き”を選択すべきか?
49 - Q146.良性胆道狭窄に対する内視鏡的治療にカバー付き金属ステントは有用か?
50 - Q147.術後胆管狭窄に対するEBS 留置法はどのようにするべきか?
51 - Q148.肝移植後の吻合部胆管狭窄に対して,カバー付き金属ステント留置術は有用か?
52 - Q149.原発性硬化性胆管炎の有意狭窄部の治療は,短期ステント留置かバルーン拡張か?
53 - Q150.肝門部胆管癌の術前胆道ドレナージとして最適な方法はどれか?
54 - Q151.非切除肝門部領域胆管癌に対する至適ステントは?
55 - Q152.肝門部胆管癌に対する術前の内視鏡的胆道ドレナージ不成功要因は?
56 - Q153.切除不能肝門部悪性狭窄へのSEMS 留置は,両葉,片葉どちらが適切か?
57 - Q154.肝門部領域胆管癌に対する術前片葉ENBD 留置術の合併症を減少させるには?
58 - Q155.糸付きfully covered metal stent は肝門部胆管癌に対して有効か?
59 - Q156.肝門部・遠位胆管癌に対してステント留置を行うと,肝容積は増加するか?
60 - Q157.肝門部領域胆管癌術前ドレナージにおける,経皮的ドレナージと内視鏡ドレナージの違いは?
61 - Q158.R—Y 再建腸管の未処置乳頭へのバルーン内視鏡によるERCP の極意とは?
62 - Q159.再建腸管症例に対する治療にショートタイプのダブルバルーン内視鏡は有用か?
63 - Q160.術後再建腸管例におけるショートタイプバルーン内視鏡を用いたERCP において,手技不成功に終わる要因は?
64 - Q161.EUS 下胆管膵管造影の最初の報告は?
65 - Q162.世界初のEUS 下胆管ドレナージの報告は?
66 - Q163.EUS 下胆道ドレナージが必要な頻度は?
67 - Q164.EUS—BD の手技成功率はPTBD と遜色ないか?
68 - Q165.ERCP 不成功例の胆道ドレナージにはPTBD とEUS—BD のどちらがよいか?
69 - Q166.膵癌の胆道ドレナージにおいてEUS—BD はERCP によるステント留置よりも有用か?
70 - Q167.悪性胆道閉塞に対する超音波内視鏡下胆道ドレナージ(EUS—BD)は,ERCP よりも優れているか?
71 - Q168.Roux—en—Y 胃バイパス術後の胆管結石症例に対して,超音波内視鏡下順行性治療は有用か?
72 - Q169.術後再建腸管における胆管結石に対するEUS 下順行性治療の成績は?
73 - Q170.EUS 下順行性治療での一期的結石除去が困難であった症例にはどのように対応すればよいか?
74 - Q171.術後再建腸管患者における良性胆道疾患に対して,EUS 下治療は有用か?
75 - Q172.胆管挿管困難例に対して,プレカットとEUS 下ランデブー法はどちらが有用か?
76 - Q173.EUS 下ランデブーに適した,スコープポジションは?
77 - Q174.胆道癌に対する化学療法は,gemcitabine+cisplatin 併用とgemcitabine 単独のどちらが推奨されるか?
78 - Q175.ステント留置後の切除不能胆管癌に対して光線力学療法は有用か?
79 - Q176.切除不能胆管癌症例に対するPDT は生命予後を延長させるか?
胆囊・乳頭
01 - Q177.10mm 未満の胆囊小ポリープの自然史および治療方針は?
02 - Q178.胆囊ポリープが腫瘍性か非腫瘍性かを判別するのに,大きさ(1cm)だけで十分か?
03 - Q179.小さな胆囊結石は膵炎発症のリスクを増大させるか?
04 - Q180.胆囊結石と悪性腫瘍は関連があるか?
05 - Q181.胆囊病変に対するEUS—FNA は,安全かつ有用か?
06 - Q182.手術適応のない急性胆囊炎にENGBD とEGBS のどちらが適しているか?
07 - Q183.手術高リスク患者の急性胆囊炎に対するEUS 下ドレナージは,経皮,経乳頭的ドレナージに比して有効か?
08 - Q184.内視鏡的胆囊ドレナージはERCP アプローチとEUS 下アプローチのどちらがよいか?
09 - Q185.手術困難な急性胆囊炎症例において,EUS 下胆囊ドレナージは選択肢となるか?
10 - Q186.EUS—GBD は急性胆囊炎治療において,PTGBD の代替方法となるか?
11 - Q187.外科的手術の適応のない急性胆囊炎症例に対するLAMS を用いたEUS—GBD の有効性と安全性は?
12 - Q188.EUS 下胆囊ドレナージの長期予後は?
13 - Q189.EUS 下胆囊ドレナージは,経皮的胆囊ドレナージよりも偶発症を減らすことができるのか?
14 - Q190.Lumen—apposing metal stent を用いたEUS—GBD の有用性は?
15 - Q191.内視鏡的乳頭切除術における適切な通電法は?
16 - Q192.十二指腸乳頭部腫瘍に対する内視鏡的乳頭切除術の適応は?
17 - Q193.側方進展型巨大乳頭部腫瘍の内視鏡切除は可能か?
18 - Q194.内視鏡的乳頭切除術後全例に,膵管ステント留置術を行うことによって術後膵炎を減らせるか?
その他
01 - Q195.内視鏡関連偶発症の最新の定義・分類?
02 - Q196.内視鏡手技の難易度に関する最近の論文?
03 - Q197.超音波内視鏡検査において,ラジアル走査式とコンベックス走査式はどちらが有用か?
04 - Q198.ERCP 時の鎮静関連偶発症の頻度とリスク因子は?
05 - Q199.意識下鎮静法を用いて同日にEUS とERCP を連続して施行することは安全か?
06 - Q200.高リスク患者に対するERCP 時の挿管麻酔管理は,検査後の麻酔関連偶発症を減らすか?
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書籍情報
- ISBN:9784908083662
- ページ数:235頁
- 書籍発行日:2021年7月
- 電子版発売日:2021年8月11日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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