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- 徹底ガイド 小児の呼吸管理Q&A(第3版)
商品情報
内容
研修医の疑問に答えるQ&A方式 各項目には教科書には書かれていない各執筆者の診療のコツも沢山盛り込まれています。
序文
第3版の序
本書は当初,雑誌「救急・集中治療」の特集号として2010年に刊行され,その後好評につき2013 年に書籍化されました.昨今,小児の呼吸管理の分野での診療技術の進歩はめざましく,改訂から数年が経過すると内容も最新のものではなくなって参ります.このため,今回さらに内容をアップデートして改訂「第3 版」として上梓いたしました.
「新生児」でも「成人」でもない「小児」の呼吸管理は,小児専門施設であったり,そうでなかったり,様々な形態の施設で行われています.そのような現状において,小児の呼吸管理についてまずは「基本的な医学的知識」をふまえ,これにプラスして「新たな知見」や「PICU でのノウハウ」などを盛り込んだ,実臨床で今日から役に立つガイドブックになっています.
内容は,研修医の疑問に答えるQ&A 形式としました.執筆陣は「小児」の呼吸管理について専門に修練を積み,専門医として臨床の第一線で活躍している医師ばかりです.各項目は,ベッドサイドで小児の呼吸管理を行ってみて実際に感じる疑問に答える形になっています.そして特筆すべきは,医学的根拠があり最低限押さえておかねばならない標準的治療のラインが明確にされている点です.とかく経験の少ない「小児」の呼吸管理に際し,標準的治療が何かと問われても,明確な回答をもっている医師も教科書も少ないのが現状です.また,もう一つ大事なのは,患者は標準的治療だけで改善するわけではないということです.各項目には,教科書には書かれていない,各執筆者の診療のコツも沢山盛り込まれています.
読者の皆様が重症の小児患者の呼吸管理を行うなかで,本書が何かの役に立つことがあれば幸いです.また,そのような経験をした若い研修医諸君が,小児の重症者管理,集中治療,PICU に興味をもち,その門を叩いていただけることになれば,それはなお喜ばしいことであります.
最後に,本書の企画,編集,執筆に関わった全ての方に,心よりのお礼を申し上げたいと思います.
編集:植田育也
目次
Ⅰ.小児の呼吸器系の特徴
Q1.小児の呼吸器系の解剖学的・生理学的特徴
Q2.小児の呼吸障害
Ⅱ.酸素療法とモニタリング
Q3.酸素療法
Q4.呼吸管理におけるモニタリング
Ⅲ.気道確保法
Q5.マスク・バッグ換気
Q6.気管チューブによる気道確保
Q7.挿管困難気道のマネジメント
Q8.気道確保時の鎮静,鎮痛
Q9.小児におけるRSI
Ⅳ.非侵襲的陽圧換気法
Q10.高流量鼻カニュラ(HFNC)
Q11.鼻マスク式CPAPおよびマスク式陽圧換気法
V.侵襲的陽圧換気法
Q12.IPPV(間欠的陽圧換気)
Q13.APRV(気道圧開放換気)
Q14.HFOV(高頻度振動換気)
Ⅵ.小児のECMO/PCPS
Q15.小児の呼吸ECMO/PCPS
Ⅶ.呼吸管理下の補助療法
Q16.サーファクタント補充療法
Q17.NO吸入療法
Q18.腹臥位換気法
Ⅷ.その他の呼吸療法
Q19.吸入療法
Q20.呼吸理学療法
Ⅸ.人工呼吸管理をめぐる諸問題
Q21.小児のVAP(人工呼吸器関連肺炎)
Q22.小児呼吸管理中の鎮静・鎮痛
Q23.人工呼吸器からのウィーニング
X.色々な小児疾患での呼吸管理
Q24.急性喉頭蓋炎・深頸部膿瘍
Q25.喉頭・気管気管支軟化症
Q26.小児の無呼吸発作
Q27.急性細気管支炎
Q28.気管支喘息重積発作
Q29.急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome:ARDS)
Q30.小児の胸水貯留・膿胸
Q31.小児の気胸・血胸
Q32.気道異物
Q33.痙攣重積・意識障害の呼吸管理
Q34.神経筋疾患合併患児の呼吸管理
Q35.慢性肺障害合併患児の呼吸管理
Q36.先天性心疾患患児の呼吸管理
Q37.先天性横隔膜ヘルニアの呼吸管理
Q38.気管狭窄の術前術後呼吸管理
Q39.脳低温療法時の呼吸管理
Q40.もやもや病の周術期呼吸管理
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書籍情報
- ISBN:9784883786473
- ページ数:296頁
- 書籍発行日:2016年10月
- 電子版発売日:2016年12月9日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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