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よくある副作用症例に学ぶ 降圧薬の使い方-高血圧治療ガイドライン2019対応- 第5版

  • ページ数 : 278頁
  • 書籍発行日 : 2020年3月
  • 電子版発売日 : 2020年4月29日
3,630
(税込)
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商品情報

内容

降圧薬治療では、つい使い慣れた薬を処方しがちである。本書はさまざまな副作用症例を提示して丁寧な解説を加えたわかりやすさで定評のある指南書。著者が副作用の少ない降圧薬の処方を追及していく過程は、さながら専門医の診療を間近に診る臨場感に溢れており、何年にも及ぶ患者の診療は物語でもある。 5年ぶりの改訂となる第5版では、「高血圧治療ガイドライン2019」に沿って内容を刷新。最新の情報へのupdateはもちろん、一見複雑になったガイドラインを一般臨床家がどう読み解き、どうエッセンスを吸収すればよいのかを、わかりやすく解説。また新たに「降圧薬における保険診療上の注意点」を追加。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文

第5版にあたって

本書は2002 年4 月に初版を発行して以来,改訂を重ね2015 年に第4 版を発行しました.今回,日本高血圧学会から5 年ぶりに改訂された「高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)」に合わせ,第5 版を発行することになりました.18 年間に5 回の改訂版を発行できるということは,読者の皆様の御指示のおかげと感謝いたします.

JSH2019 では,血圧の基準や治療目標値が厳しくなり,さらに病態にあわせより細かな対応が求められるようになりました.そのため第5 版においては,第3 章で一見複雑になったガイドラインを一般臨床家がどう読み解き,エッセンスを吸収すればよいのか解説しました.一方,降圧薬については,ここ4 年間に新たな作用機序の降圧薬の発売はなく,既存薬の種々の組み合わせの合剤が数多く発売されました.よって,副作用症例を含め症例の入れ替え・追加は多くありません.ただしガイドラインに合わせ解説を新しくしました.また今回新しく,降圧薬処方にあたり注意するべき保険診療上の注意点を付録として記載しました.

本書が多くの臨床医,研修医,薬剤師,医療関係者の皆様のお役に立ち,ひいては患者さんがより適切な降圧薬療法を受けられますことを願っております.

最後に,19 年前一臨床家に過ぎなかった私の企画にいち早く賛同し,初版から第4 版までの発行を担当していただき,昨年金芳堂を定年退職された村上裕子さん,後任として第5 版を担当していただいた金芳堂編集部,一堂芳恵さんに深く感謝申し上げます.


2020年1月

銀白に輝く,月山,朝日連峰を仰ぎつつ
著者を代表して
後藤敏和

目次

第1章 降圧薬の使い方のヒント

第2章 高血圧患者の診察・検査

1.目的

2.診察の実態

第3章 高血圧治療ガイドライン2019年版をどう読み解くか

1.高血圧治療ガイドライン2019年版(JSH2019)のポイント

2.血圧測定と臨床評価

3.高血圧の管理および治療の基本方針

4.生活習慣の修正

5.降圧治療

6.日常診療上重要な病態における診療指針

7.降圧薬の併用療法および治療抵抗性高血圧症に対するアプローチ

第4章 症例から考える降圧薬の使い方

1 血圧とは?

2 降圧薬の作用機序

1.Ca拮抗薬(カルシウム拮抗薬)

2.アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)

1 ロサルタン(ニューロタン®)

2 カンデサルタン(ブロプレス®)

3 バルサルタン(ディオバン®)

4 テルミサルタン(ミカルディス®)

5 オルメサルタン(オルメテック®)

6 アジルサルタン(アジルバ®)

3.アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)

4.降圧利尿薬

5.β遮断薬(βブロッカー)

6.α1遮断薬(αブロッカー)

7.MR(ミネラルコルチコイドレセプター)拮抗薬

8.中枢性交感神経抑制薬

9.直接的レニン阻害薬

10.ラウオルフィア製剤

11.ARB/サイアザイド合剤,ARB/Ca拮抗薬配合剤

12.多剤併用

第5章 早朝高血圧の治療

1.早朝高血圧の病態

2.早朝高血圧の治療についてのこれまでの報告

3.早朝高血圧の治療法-著者の考え-

第6章 高血圧治療における漢方薬の役割

付録1 主な降圧薬(2020年1月現在)

付録2 著者(後藤)の頻用薬

付録3 降圧薬における保険診療上の注意点

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書籍情報

  • ISBN:9784765318174
  • ページ数:278頁
  • 書籍発行日:2020年3月
  • 電子版発売日:2020年4月29日
  • 判:指定なし
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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