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- 脊椎脊髄ジャーナル32巻10号 ついに始まった頸椎人工椎間板置換術
商品情報
内容
特集にあたって・・・谷 諭
人工関節の歴史・・・飯田寛和
人工椎間板置換術のレビュー・・・根尾昌志
ほか
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序文
特集にあたって
東京慈恵会医科大学脳神経外科 谷 諭
幕末の思想家である吉田松陰が士規七則の中で述べている「読書尚友」という言葉があります.読書によって優れた人物の具体的な事例を知ることの大切さを説いていると最近知りました.同じことではないですが,医療の世界も過去の経験を理解することでその進歩があるわけで,先人の経験を知らずには同じ過ちを繰り返し,同じレベルに留まってしまうことになりかねません.
昨年から頸椎人工椎間板の使用が可能になったわれわれですが,すでに関節外科の領域では実用化されてから半世紀以上の歴史があり,それを知らずして「新しいもの」を使うことはまことに慎まなければならないと思っていました.その思いから,この特集では,飯田寛和先生に特別にお願いして人工関節の歴史を試行錯誤の段階から紹介していただきました.また,学会を執り行う直前でお忙しい中,根尾昌志先生にも腰椎人工椎間板の歴史を踏まえたレビューをいただけ,大変嬉しく思っています.さらに,このような歴史を背景に,産官学の連携を慎重に図りながら本邦導入のまとめ役をしていただいた吉井俊貴先生にその経緯を紹介していただきました.以上のような解説をお読みいただき,本邦への人工椎間板導入を是非に確認していただければと思います.
折しも,本年内にメーカー主導の市販後調査も終了し,一般に広く普及するスタートラインに立つところです.現在認可されている2 つのインプラントに関する実践的なhint and tips および短期成績を金村徳相先生,原政人先生に紹介してもらいました.これら一見華々しくみえる椎間板置換術ですが,医療経済上も含め諸問題点など,われわれがどのような意識をもって施術していくべきか,あえて椎間板置換術に関するdark side などを金彪先生に注意喚起していただきました.
最後は少し明るい話題で,椎間板再生医療の将来を酒井大輔先生に紹介していただきました.
過去から未来までこの1 冊にまとめ上げましたが,本特集が日本で始まる人工椎間板の一里塚のようになればよいかな?と思っています.これから本術式を始める先生方も,この手術は前方固定術のインプラントの代わりに挿入すればよいものではなく,さらに超長期的成績を評価しなくてはならないことを理解して臨床に臨んでいただければと思います.そして,ちょっと臨床の合間に,一里塚にあるこの立札を読んで,さらに精進してくだされば,医療が正しい方向へ発展していくと思います.そうすれば,吉田松陰先生も喜ばれることと思います.
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書籍情報
- ISBN:9784013003210
- ページ数:74頁
- 書籍発行日:2019年9月
- 電子版発売日:2021年3月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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