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- 脊椎脊髄ジャーナル32巻11号 頸椎症性脊髄症に対する手術治療戦略
商品情報
内容
特集にあたって・・・中村雅也
頸椎症性脊髄症の保存療法の実際・・・蜂谷裕道, 他
頸髄症の手術適応の時期 (拡散テンソル投射路撮影) ・・・辻 収彦, 他
ほか
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序文
特集にあたって
慶應義塾大学整形外科 中村雅也
超高齢社会を迎えた日本において,頸椎症性脊髄症の患者数は今後も増加することが予想されており,脊椎脊髄外科医にとってその治療戦略はきわめて重要なテーマであることは論を待たない.頸椎症性脊髄症に対する多くの術式が,わが国で開発されてきた背景を踏まえて,本号では頸椎症性脊髄症に対する手術治療戦略について,手術適応のタイミングや異なる術式の最新の知見を交えて議論することを目的として企画させていただいた.
まず,頸椎症性脊髄症に対する保存療法に関して蜂谷裕道先生に依頼させていただいた.日常診療においてきわめて重要なテーマであるにもかかわらず,ともすれば軽視されがちであるが,多岐にわたる詳細な内容を記載していただけた.次に,手術適応のタイミングに関して,慶應義塾大学の辻収彦先生に拡散テンソル投射路撮影に基づく新たな手術適応のタイミングに関して記載していただいた.次に代表的な術式として,棘突起縦割法椎弓形成術は三井記念病院の星地亜都司先生に,筋肉温存型選択的椎弓切除術は国立病院機構村山医療センターの山根淳一先生にお願いした.また,術式選択として椎弓形成術と前方固定術の比較を東京医科歯科大学の吉井俊貴先生に依頼させていただいた.前向き比較研究の結果,前方除圧固定術が後方除圧術よりも優れていたとの報告である.このテーマは脊椎外科の永遠のテーマともいえる内容であり,いまだコンセンサスには至っていないが,非常に興味深い内容である.さらに,後方固定術の適応と注意点に関して,北海道せき損センターの須田浩太先生に記載していただいた.豊富なご経験に基づくきわめて実践的な内容である.また,近年目覚ましい進歩を遂げた内視鏡下後方除圧術に関しては,和歌山県立医科大学の南出晃人先生にお願いした.すでに200例に及ぶ豊富な症例に基づく安定した中長期成績を報告されており,適応を考慮すればきわめて有効な治療法といえる.最後に,脳神経外科からみた頸椎症性脊髄症の外科治療に関して,三重大学の水野正喜先生に依頼させていただいた.前方除圧固定術や後方除圧術を含む外科治療の選択と手技について脳神経外科の視点から解説していただいた.
以上のように,本書をご一読いただければ,頸椎症性脊髄症の治療戦略に関する現状と今後の展望がご理解いただけると自負している.是非,脊椎脊髄外科医を志す若い先生方に本誌を手にとっていただき,今後の臨床の一助となれば望外の喜びである.
目次
■特集 頸椎症性脊髄症に対する手術治療戦略
特集にあたって・・・中村雅也
頸椎症性脊髄症の保存療法の実際・・・蜂谷裕道, 他
頸髄症の手術適応の時期 (拡散テンソル投射路撮影) ・・・辻 収彦, 他
棘突起縦割法頸椎椎弓形成術・・・星地亜都司, 他
筋温存型選択的椎弓切除術・・・山根淳一
頸椎症性脊髄症に対する前方法, 後方法の比較・・・吉井俊貴, 他
後方固定術の適応と注意点・・・須田浩太, 他
内視鏡下後方除圧術の中長期成績―内視鏡は従来法を凌駕したか・・・南出晃人, 他
神経外科からみた頸椎症性脊髄症の外科治療・・・水野正喜
■Nomade
シームレス・・・金 景成
■イラストレイテッド・サージェリー
Chiari I型奇形に対する大孔部減圧術・小脳扁桃切除術・・・大橋洋輝, 他
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書籍情報
- ISBN:9784013003211
- ページ数:74頁
- 書籍発行日:2019年10月
- 電子版発売日:2021年3月5日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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