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- 脊椎脊髄ジャーナル33巻10号 脊椎・脊髄損傷―診断・治療の最前線と今後の展望
商品情報
内容
特集にあたって・・・中村雅也
急性期脊髄損傷のバイオマーカー・・・緒方 徹
超急性期脊髄損傷に対する手術治療戦略・・・須田浩太, 他
ほか
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序文
特集にあたって
慶應義塾大学整形外科 中村雅也
この巻頭言を記載している本日(9 月14 日現在)も,日本全国で438 名の新型コロナ感染者が確認されています.感染された皆さんの1 日も早い回復を祈念するとともに,医療現場の最前線で治療にあたっている医療従事者の皆さんに感謝いたします.この100 年に1 度といわれる重大な危機を克服するためには,人類がもてるすべての英知を結集し,特にわれわれ医療者はサイエンスによって,この重大な局面を乗り越えていくことが問われていると思います.疾患は違えど脊髄損傷も人類がいまだ乗り越えることができない疾患の1 つです. 本誌で脊髄再生に関する特集を組んだのは2018 年5 月号で,すでに2 年以上が経ちました.この間,日本において数多くの臨床研究や治験が実施され,すでに臨床の現場で使用できるものも出てきています.まさに脊髄損傷の治療は大きな変革を迎えており,この2 年間の新たな知見をまとめ,今後の脊髄損傷に対する治療戦略を議論することを目的として企画しました.
まず,急性~亜急性期脊髄損傷への治療戦略として,国立身体障害者リハビリテーションセンターの緒方先生に急性期脊髄損傷のバイオマーカーについて,北海道せき損センターの須田先生には超急性期脊髄損傷に対する手術治療戦略について記載いただきました.また細胞移植については,札幌医科大学の廣田先生に自己骨髄間葉系幹細胞移植に関する基礎研究と臨床の現状を,東北大学の遠藤先生にはMuse 細胞移植に関する基礎研究と治験に関して,また慶應義塾大学の名越先生にはiPS 細胞由来神経幹細胞移植の基礎研究と臨床研究について記載していただきました.いずれも日本が世界を牽引するプロジェクトであり,近い将来に世界に向けて発信されることを期待しています.
しかし,脊髄損傷で苦しんでおられる患者さんの多くは慢性期です.そこで,慢性期脊髄損傷の治療戦略として,第一線で活躍される先生に記載していただきました.まず,関西電力病院の垣田先生には脊髄損傷患者に対するリハビリテーションについて,総合せき損センターの益田先生には特に慢性期脊髄損傷患者におけるリハビリテーションの現場における課題に関して記載いただきました.次に慶應義塾大学の伊藤先生には,脊髄損傷後に軸索再生が起こらない要因である軸索伸展阻害因子の克服に向けた新たな治療戦略としてLOTUS に関して記載していただきました.最後に杏林大学の田代先生には,慢性期脊髄損傷に対する細胞移植治療とリハビリテーションの融合に関する基礎研究と今後の展望について記載していただきました.
以上のように,本特集をご一読いただければ,脊髄再生に関する現状と今後の展望がご理解いただけるかと思います.この領域は日本が世界を牽引しているといっても過言ではありません.本特集に触発されて,若い医師が基礎研究や臨床に興味をもっていただければ望外の喜びです.
目次
特集
脊椎・脊髄損傷ー診断・治療の最前線と今後の展望
特集にあたって・・・中村雅也
急性期脊髄損傷のバイオマーカー・・・緒方 徹
超急性期脊髄損傷に対する手術治療戦略・・・須田浩太, 他
亜急性期脊髄損傷に対する骨髄間葉系幹細胞移植・・・廣田亮介, 他
脊髄損傷に対するMuse細胞移植治療・・・遠藤俊毅, 他
亜急性期脊髄損傷に対するiPS細胞由来神経幹細胞移植・・・名越慈人, 他
脊髄損傷者に対するリハビリテーション・・・垣田真里, 他
慢性期脊髄損傷患者における臨床現場での課題・・・益田宗彰, 他
慢性期脊髄損傷への治療戦略―軸索再生阻害因子の克服・・・伊藤修平, 他
慢性期脊髄損傷に対する細胞治療とリハビリテーションの融合・・・田代祥一
Nomade
感染症との戦い・・・橘 俊哉
イラストレイテッド・サージェリー
腰椎椎間板ヘルニアに対する後方進入内視鏡下手術ーforaminoplastic outsideーin・・・八木 清, 他
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書籍情報
- ISBN:9784013003310
- ページ数:78頁
- 書籍発行日:2020年9月
- 電子版発売日:2021年2月10日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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