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- 形成外科 2020年4月号【特集】QOLから見た糖尿病足病変の治療
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内容
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序文
企画にあたって
糖尿病足病変の予防，早期治療の重要性が最近強調されていますが，足切断に至る症例はあまり減っていないようです。
足切断を行う場合，一般的に残存肢が長いほど歩行機能は保たれ患者の満足度も高いので，なるべく遠位での切断が選択されます。しかし，無理に足を残そうとすると臥床期間が延び，患者によっては筋の萎縮を来たし，創は閉鎖したが歩行できない，ということになります。また，切断を余儀なくされる症例の多くはPAD の患者であり，虚血性心疾患や脳梗塞などの合併症から長期予後を期待できないことも少なくありません。このような症例に対しては，QOL を考えて，疼痛などがなければあえて保存的治療を行ったり，最初から高位の切断を勧めたりするという意見もあります。症例に応じた治療方針の選択が重要と思われます。
そこで今回，「QOL から見た糖尿病足病変の治療」と題する特集を企画，エキスパートの先生方に治療方針の選択に関するご自身の考え方を示していただきました。本特集が糖尿病足の治療に携わっておられる先生方の日常診療のお役に立てば幸いです。
関越病院創傷センター 平林慎一
目次
随想「形成外科の手術が好きな若い先生へ」 （野平久仁彦）
特集 レジデント向け：QOLから見た糖尿病足病変の治療
企画にあたって （平林慎一）
糖尿病足病変の発生機序と予防 （原 一雄）
切断高位とADL （小黒大輔ほか）
義肢・装具の現況 （浅見豊子ほか）
糖尿病足病変の治療方針―われわれはこうしている（1）―（寺師浩人）
糖尿病足病変の治療方針―われわれはこうしている（2）―（渡邊英孝ほか）
糖尿病足病変の治療方針―われわれはこうしている（3）―（高村一豊）
コラム：編集委員長コラム［第8回］（細川 亙） 451
連載：形成外科Topics！
「再生医療のパイオニア，培養表皮の父」故Howard Green先生を偲んで （松﨑恭一）
連載：みんなで考えよう！ 足病カンファレンス＜動画付き＞
連載：形成外科NEXT―次世代の本音―
手術の上達方法 （坂本好昭）
連載：教室だより北～南
（64）信州大学医学部 形成再建外科学教室 （永井史緒ほか）
原著
壊死性筋膜炎のリスクファクターの検討 （金﨑茉耶ほか）
症例
頭部有棘細胞癌に脂腺癌が合併した1例 （櫻井裕章ほか）
骨露出部に分層植皮を行った後，放射線照射を施行した1例 （大島 梓ほか）
カリフラワーイヤーに知覚を考慮した外耳道再建を行った1例 （宮野竜太朗ほか）
Distal bypassを移植床血管にして遊離皮弁移植を行い救肢し得たGustilo IIIC型下腿開放骨折の1例 （尹 庸ほか）
工夫
接着スプリントを使用した手指瘢痕拘縮形成術後の後療法 （松葉啓文ほか）
外国文献抄訳 PRS Vol.144 No.2 福場美千子
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書籍情報
- ISBN：9784014106304
- ページ数：126頁
- 書籍発行日：2020年4月
- 電子版発売日：2021年2月26日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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