脳卒中後の自動車運転再開の手引き 改訂第2版

  • ページ数 : 168頁
  • 書籍発行日 : 2024年5月
  • 電子版発売日 : 2024年5月28日
¥2,970(税込)
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商品情報

内容

ますます重要性を増す脳卒中患者の自動車運転再開
ポケットサイズの手引き書としてリハ職必携の1冊が待望の改訂!

●重要性や注目度が増している自動車運転再開について最新の知識にアップデート.
●リハビリテーション現場で役立つ運転再開支援のポイントをコンパクトに解説.
●運転再開支援にこれから取り組む人にも理解しやすい内容.
●道路交通法をはじめとした法的知識もわかりやすく解説.
●コンパクトで読みやすく,臨床現場で何度でも手に取って活用できる.
●好評のコラムもますます充実,知っておきたい最新情報が満載.

序文

第2版刊行に寄せて

初版の『脳卒中後の自動車運転再開の手引き』は幸いにも多くの読者に歓迎された.本書は,脳卒中患者の運転再開支援にかかわる医療関係者の方々のハンディな入門書としての役割を果たしてきた.今では,脳卒中後の患者を安全に交通社会に復帰支援させることは,リハビリテーション医療の一環として重要であると正式に認知されている.以前は研究会組織であった日本安全運転・医療研究会も学会化し,日本安全運転医療学会へと発展した.このような潮流に伴い,脳卒中患者の運転再開支援を行う病院が全国的に増え,ドライビングシミュレーターの導入や自動車教習所との連携などが進んでいる.しかし,実際に支援を開始してみると,さまざまな問題に直面し難渋しているという話も聞く.

本書も初版から約7 年が経過し,この間に新しい知見が増え,修正を入れて改訂する運びとなった.運転再開支援は,医療関係者だけでできるものではなく,自動車教習所,自動車メーカー,自動車改造メーカーなど多くの関係者との連携・協力が必須な「社会横断的多職種連携」である.そのため,運転再開支援に必要な自動車改造や,自動車教習所との連携の項目を新たに追加した.実際の運転再開支援の実態については,病院における具体的な支援の実例に加えて,地域における運転再開支援の実際や日本版MaaS(Mobility as a Service),自動運転についても触れた.初版同様多くのcolumn を用意し,知識の補強に役立てられるようにした.

また第2 版では新たに,本書で参考にした運転再開関連のWEB サイトを一覧にまとめた.スマートフォンでQRコードを読み込むことで,容易に各WEB サイトにアクセスすることが可能である.

第2 版もこれまで通り常にポケットに入れて,臨床現場で役立つマニュアルとしてご活用いただければ幸いである.


2024年5月

武原 格
一杉正仁
渡邉 修

目次

1.脳卒中患者への運転再開支援の重要性と最近の動向

(武原 格)

2.道路交通法の理解

(一杉正仁)

column 医師による公安委員会への届出制度(高相真鈴 一杉正仁)

3.病気の管理と自動車運転

(一杉正仁)

column 障害者の自動車運転者の推移(高相真鈴)

4.薬剤と自動車運転

(一杉正仁)

column 事故が起きた際の主治医の責任(馬塲美年子)

5.運転再開の流れ

(武原 格)

column わが国の交差点ではなぜ,右折事故が多いのか?(渡邉 修)

6.運転にかかわる身体機能

(廣澤全紀 平野正仁)

column 高齢者事故の特徴(竹田有沙)

7.運転にかかわる高次脳機能

(渡邉 修)

column ペダル踏み間違え事故(渡邉 修)

8.運転にかかわる神経心理学的検査とその解釈

(渡邉 修)

column 障害者の運転と自動車に関する保険(井上拓也 一杉正仁)

9.自動車改造について

(杉山光一)

column 運転支援を目的とした運転の自動化技術(松井靖浩)

10.病院における自動車運転再開支援の実例

(牛場直子)

column 家族教室について(武原 格)

11.自動車教習所との連携と実際

(渡邉 修 森 早穂)

column 障害者マークについて(武原 格)

12.職業運転再開に向けて

(井上拓也 大場秀樹)

column 地域移動支援(大場秀樹)

13.地域における運転再開支援の必要性と実際

(小林康孝)

閲覧を推奨する運転再開関連WEBサイト一覧


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書籍情報

  • ISBN:9784263218884
  • ページ数:168頁
  • 書籍発行日:2024年5月
  • 電子版発売日:2024年5月28日
  • 判:新書判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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