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- リハベーシック 生化学・栄養学 第2版
商品情報
内容
●教養・基礎科目から専門科目へつなげるPT・OT・ST向けの好評テキストシリーズ,待望の改訂!
●リハ学生のために「生化学」「栄養学」の専門家がわかりやすく書き下ろした入門テキスト
●【講義1コマで学ぶテーマ4つ】×【各テーマ見開き2頁】=【1コマ合計8頁】
●授業に適したコンパクトなボリュームで解説し,要点をしっかり学習できる
●改正指定規則で必修化された「栄養学」に生化学をあわせ,リハに不可欠な身体内の物質の反応や栄養状態の知識を解説!
序文
第2版 編集の序
2020年1月に本シリーズの発行が始まり,この間,7冊が刊行されました.
現在,さらに1冊が編集・制作の過程にあり,これと並行して当初の数冊を第2版として改訂することになりました.このような短期間に改訂が実現したことは,ひとえに多くの読者から絶大なご支持をいただいたことに尽きます.このような機会をいただけたことに感謝しつつ,よりよいテキストへと高めていく好循環を目指して取り組んでまいりました.
第2版においては,全員に引き続きご執筆をお願いすることができ,原則として初版の内容を継続しました.ご執筆者にはご逝去された先生がいらっしゃいましたが,ご家族がご本人の遺志を引き継いでくださいました.
今般,読者の声に基づき,いくつかの加筆・修正を重点化しました.まず,大変ご好評をいただいている見開き頁を要約する図を点検・加筆したことです.この図は内容の一部を補足するものではなく,全体を俯瞰する中核として,講義や学習の中心となるように細部まで整合性と内容を精選しました.次に,最新の指定規則ならびに国家試験出題基準との整合性を意識し,学問を理解する中で学習者のニーズや目標に沿った教材となるように工夫しました.また,学生の皆さんが臨床現場での臨場感を高められるように,コラムの内容を一部変更・加筆し,その数も6本から10本に拡充しました.巻末の国家試験過去問題については直近の内容まで加え,初版では5年間であったものを8〜10年間まで拡充しました.他方,15章の要点チェックはよりコンパクトにして見直し学修がしやすくなるよう努めました.
本書は,化学,生物学からなる生化学の基幹学問の崇高さと原理を誤解なく解説し,初年次教育として学修方法や専門課程への意欲を高めることを目指しています.また,生理学・臨床医学などの共通基礎科目やリハビリテーション専門科目との接続を意識しつつ,栄養学について親近感をもってリハビリテーションへ応用できる生きた知識と考え方を身につけられるように挑戦を続けています.その過程では,生化学・栄養学をご専門とする教育研究者,リハ専門職である編集者,出版社が相互に自由闊達な意見交換を進め,出版社においても編集,営業,制作の三位一体の関係が相乗効果となって成し遂げられるものと考えています.特に,営業の皆様から読者である学生ならびに教員の声を編集者まで詳細に届けてくださったことは,チーム・多職種連携の形として本書にも具現化されているように感じます.
リハビリテーションでは,活動を支援するために必要な栄養,睡眠によるエネルギーの蓄積が不可欠です.本書が,読者の皆様の知識と活力の源の一助となれば幸いです.
2023年10月
担当編集
内山 靖
目次
CHAPTER 1 生化学・栄養学はおもしろい
(内山 靖)
LECTURE 1-1 なぜ生化学を学ぶのか
LECTURE 1-2 なぜ栄養学を学ぶのか
LECTURE 1-3 リハビリテーションに活かす生化学・栄養学
LECTURE 1-4 本書の構成と学び方
CHAPTER 2 生化学・栄養学に必要な基礎化学
(田中 進)
LECTURE 2-1 元素・原子・分子
LECTURE 2-2 化学結合
LECTURE 2-3 酸化と還元
LECTURE 2-4 同化と異化
CHAPTER 3 蛋白質とアミノ酸
(紺谷靖英)
LECTURE 3-1 蛋白質の分類
LECTURE 3-2 蛋白質の機能
LECTURE 3-3 アミノ酸の分類
LECTURE 3-4 アミノ酸の機能
CHAPTER 4 酵素・ホルモン
(倉貫早智)
LECUTRE 4-1 酵素の分類
LECTURE 4-2 酵素の作用機構
LECTURE 4-3 ホルモンの分類
LECTURE 4-4 ホルモンの作用機序
CHAPTER 5 糖質・脂質の代謝
(清水雅富)
LECTURE 5-1 糖質の分類
LECTURE 5-2 糖質の代謝
LECTURE 5-3 脂質の分類
LECTURE 5-4 脂質の代謝
CHAPTER 6 ビタミン
(川和理恵・藤原葉子)
LECTURE 6-1 ビタミンの種類
LECTURE 6-2 ビタミンの機能
LECTURE 6-3 脂溶性ビタミン
LECTURE 6-4 水溶性ビタミン
CHAPTER 7 消化と吸収
(倉貫早智)
LECTURE 7-1 消化器官
LECTURE 7-2 消化過程
LECTURE 7-3 吸収器官
LECTURE 7-4 栄養素の吸収過程
CHAPTER 8 エネルギー代謝
(田中裕二)
LECTURE 8-1 エネルギーとは
LECTURE 8-2 エネルギーの産生
LECTURE 8-3 エネルギーの消費
LECTURE 8-4 活動代謝とエネルギー供給
CHAPTER 9 運動と栄養
(藤井久雄)
LECTURE 9-1 運動と蛋白質代謝
LECTURE 9-2 運動と脂質代謝
LECTURE 9-3 運動効果を高める食事・栄養摂取
LECTURE 9-4 スポーツと栄養
CHAPTER 10 リハビリテーションと栄養
(津戸佐季子・若林秀隆)
LECTURE 10-1 リハビリテーション栄養の概念
LECTURE 10-2 リハビリテーションと栄養の関連性
LECTURE 10-3 リハビリテーション栄養ケアプロセス
LECTURE 10-4 リハビリテーション栄養における多職種連携
CHAPTER 11 栄養評価
(西岡心大)
LECTURE 11-1 低栄養と過栄養
LECTURE 11-2 栄養素の不足と過剰
LECTURE 11-3 臨床検査値からみた栄養アセスメント
LECTURE 11-4 Mini Nutritional Assessment(MNA)およびMNA Short Form(MNA-SF)
CHAPTER 12 主な病態の栄養管理
(星野郁子)
LECTURE 12-1 周術期・集中治療の栄養管理
LECTURE 12-2 脳卒中後の栄養管理
LECTURE 12-3 糖尿病の栄養管理
LECTURE 12-4 虚弱高齢者の栄養管理
CHAPTER 13 静脈・経腸栄養法
(井上善文)
LECTURE 13-1 栄養療法の選択
LECTURE 13-2 エネルギー投与量
LECTURE 13-3 経腸栄養法
LECTURE 13-4 静脈栄養法
CHAPTER 14 栄養と摂食嚥下
(稲本陽子)
LECTURE 14-1 摂食嚥下のメカニズム
LECTURE 14-2 嚥下障害の臨床的評価
LECTURE 14-3 嚥下障害の間接訓練
LECTURE 14-4 嚥下障害の直接訓練
CHAPTER 15 要点Check
PT・OT国家試験過去問題
ST国家試験過去問題
資料
文献一覧
索引
コラム一覧
化学・生化学の重要性(内山 靖)
食事とリハビリテーション(内山 靖)
対象者の全身状態を科学的にとらえよう(内山 靖)
運動前後のアミノ酸の摂取の効果と摂取時の注意点(紺谷靖英)
食品中の酵素(倉貫早智)
糖質代謝と運動との関係(清水雅富)
脂質代謝と運動との関係(清水雅富)
腸の働きと便(倉貫早智)
バランスのよい食事とは?(西岡心大)
臨床検査値の解釈(西岡心大)
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書籍情報
- ISBN:9784263267561
- ページ数:152頁
- 書籍発行日:2024年1月
- 電子版発売日:2023年12月15日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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