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麻酔科医のための体液・代謝・体温管理《新戦略に基づく麻酔・周術期医学》

  • ページ数 : 288頁
  • 書籍発行日 : 2014年8月
  • 電子版発売日 : 2021年4月9日
13,200
(税込)
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商品情報

内容

侵襲度の高い手術において,患者のホメオスタシスを適切に保つためには,周術期の体液・代謝・体温管理が重要である.麻酔科医がしっかり理解しておくべき輸液の新しい概念,HES製剤,経口補水療法,血液製剤の適正使用,希釈式自己血輸血,危機的出血への対応,血糖管理,シバリング対策などについて,臨床に役立つ最新情報を分かりやすく解説.輸液製剤一覧などの付録を収載.

あわせて読む → 「新戦略に基づく麻酔・周術期医学」シリーズ

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目次

1章 周術期体液管理の新戦略

1-1 周術期の輸液 (宮尾秀樹)

  1 輸液の基礎知識

  2 血管内皮細胞の基礎知識

  3 晶質液の種類と輸液管理のポイント

  4 膠質液の種類と輸液管理のポイント

  5 術中輸液管理例

1- 2 経口補水とERASR

 1-2-1 ERASRとは (鈴木利保)

  1 ERASR プロトコールのアウトカム

  2 術前管理

  3 術中管理

  4 術後管理

  5 ERASRガイドラインとわが国のエビデンス

 1-2-2 術前絶飲食ガイドラインと術前経口補水療法 (鈴木利保)

  1 術前絶飲食ガイドライン

  2 術前経口補水療法

1-3 周術期体液量の指標とGDT

 1-3-1 目標指向型治療(GDT)に基づく周術期輸液管理 (石原弘規)

  1 早期目標指向型治療(EGDT)

  2 周術期の輸液管理における目標指向型治療(GDT)

 1-3-2 中心静脈圧,肺動脈楔入圧 (石原弘規)

  1 静脈環流と心拍出量

  2 中心静脈圧(CVP)

  3 肺動脈楔入圧(PAWP)

 1-3-3 1回拍出量変動,脈圧変動,脈波変動指標 (石原弘規)

  1 呼吸性変動とは何か

  2 SVVの機序

  3 呼吸性変動の測定

  4 呼吸性変動により評価できない病態

  5 SVVとPPV

  6 PVI

 1-3-4 PiCCOモニター (橋場英二)

  1 PiCCOモニターとは何か

  2 測定原理

  3 実際の測定

  4 それぞれのパラメーターの意味と限界

 1-3-5 ブドウ糖初期分布容量 (石原弘規)

  1 ブドウ糖初期分布容量(IDVG)とは

  2 IDVGの算出法

  3 IDVGの正常値と再現性

  4 IDVG と心臓前負荷

  5 低血圧発生予測,輸液反応性

  6 IDVG測定の問題点

 1-3-6 その他の指標 (橋場英二,石原弘規)

  1 心エコー

  2 右室拡張末期容量(RVEDV)と修正右室拡張末期容量(cRVEDV)

  3 受動的下肢挙上(PLR)

  4 呼気終末閉塞法(EEO)

2章 周術期輸血の新戦略

2-1 血液製剤とその適正使用

 2-1-1 輸血用血液製剤を適正に使用するための基本的事項 (玉井佳子)

  1 patient blood managementと周術期輸血医療

  2 主な輸血用血液製剤

 2-1-2 周術期輸血療法の目的 (玉井佳子)

  1 術前の貧血や出血傾向の是正目的の輸血

  2 術中の出血に対する補充目的の輸血

  3 術後の貧血や出血傾向に対する輸血

 2-1-3 輸血用血液製剤の適正使用 (玉井佳子)

  1 赤血球液(RBC)〈旧 赤血球濃厚液(RCC)〉

  2 新鮮凍結血漿(FFP)

  3 濃厚血小板(PC)

  4 新鮮血

  5 血漿分画製剤・各種凝固因子製剤

 2-1-4 同種血輸血の副作用と初期対応 (玉井佳子)

  1 アレルギー反応および類似の病態

  2 非溶血性発熱性輸血反応

  3 輸血関連急性肺障害(TRALI)

  4 輸血関連循環過負荷(TACO)

  5 ABO異型不適合輸血

2-2 自己血輸血

 2-2-1 貯血式自己血輸血 (脇本信博)

  1 周術期輸血の戦略

  2 自己血輸血の種類と特徴

  3 貯血式自己血輸血の問題点

  4 貯血式自己血輸血の適応と禁忌

  5 貯血式自己血輸血の実際

  6 貯血式自己血輸血の合併症とその対策

  7 貯血式自己血輸血の新たな展望:自己フィブリン糊

 2-2-2 回収式自己血輸血 (面川 進,脇本信博)

  1 回収式自己血輸血の特徴

  2 回収式の適応と禁忌

  3 術中回収式の実際

  4 術後回収式の実際

  5 回収式の合併症と留意点

 2-2-3 希釈式自己血輸血 (橋本 浩)

  1 希釈式自己血輸血の概念

  2 血液希釈の生理

  3 希釈式自己血輸血の適応

  4 希釈式自己血輸血の実際

  5 希釈式自己血輸血の利点と欠点

  6 血液量増量自己血輸血(hypervolemic hemodilution)

 2-2-4 自己血輸血看護師制度の拡充と今後の課題 (脇本信博,小松久美子)

  1 看護師採血の実態

  2 自己血輸血看護師制度の必要性

  3 看護師採血の法律上の問題点

  4 自己血輸血看護師認定試験の実際

  5 指導医師や看護師所属施設の認定

  6 認定を取得した自己血輸血看護師数

  7 2014 年度保険改定に伴う変更点:貯血式自己血輸血管理体制加算と学会認定・自己血輸血責任医師について

  8 今後の展望

2-3 危機的出血への新戦略 (稲田英一)

  1 危機的出血への対応ガイドライン

  2 最近注目されている危機的出血への対処法

  3 輸液療法に関する考え方の変化

3章 周術期栄養管理の新戦略

3-1 周術期の血糖管理 (江木盛時)

  1 周術期高血糖の発生機序と有害性

  2 侵襲時の血糖降下療法の有効性の検証

  3 急性期患者における低血糖

  4 急性期血糖管理のガイドライン

  5 血糖測定方法

3-2 周術期の経静脈的栄養 (佐藤格夫)

  1 経静脈的栄養法の種類と栄養素

  2 術前における静脈栄養の開始

  3 術後における静脈栄養の開始

  4 周術期におけるエネルギーの投与量,タンパク質の投与量に関して

3-3 周術期の経管栄養 (山田 勇,小谷穣治)

  1 術前経管栄養

  2 術後経管栄養

4章 シバリング対策の新戦略

4-1 シバリングの発生機序 (尾崎 眞)

  1 なぜシバリングを避けるべきなのか

  2 自律性体温調節反応の機転

  3 シバリング様振戦の機序

4-2 保温と加温によるシバリング対策 (尾崎 眞)

  1 温風式加温装置による中枢温の保持

  2 輸液加温システムによるシバリング防止効果

  3 室温管理について

4-3 シバリングに対する薬物治療 (尾崎 眞)

  1 メペリジン,NSAIDs の効果

  2 NMDA受容体拮抗薬:ケタミンの効果

  3 5HT3受容体拮抗薬:オンダンセトロンの効果

  4 α2受容体作動薬:クロニジンの効果

  5 α2受容体作動薬:デクスメデトミジンの効果

  6 シバリング抑制効果のあるその他の薬剤

4-4 輸液剤のシバリングに及ぼす影響 (尾崎 眞)

  1 アミノ酸含有輸液剤の影響

  2 マグネシウム含有輸液剤の影響

付録 1.術前絶飲食ガイドライン

付録 2.体液・代謝管理に用いられる製剤一覧

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書籍情報

  • ISBN:9784521737119
  • ページ数:288頁
  • 書籍発行日:2014年8月
  • 電子版発売日:2021年4月9日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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