新 頭部画像診断の勘ドコロ

  • ページ数 : 412頁
  • 書籍発行日 : 2014年3月
  • 電子版発売日 : 2020年10月21日
8,800
(税込)
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商品情報

内容

「ますます増加する画像診断の需要を,限られた時間でこなしていくためには,必要なことが簡潔に記載された教科書が必須である」というコンセプトから生まれた「これだけおさえれば大丈夫」シリーズ(通称「勘ドコロ」シリーズ),待望の新版誕生。
初版を2006年に刊行し,日々の診断で必要な押さえるべき事項,なおかつ技術的なことがわかりやすく簡潔に解説されている点で稀有であり,多岐にわたり多くの先生方に好評を博した人気シリーズが,時代に即した技術的最新知見をふまえ,臨床では心臓,頭頸部,脊髄などを新たに加え,より実用的に充実した内容で刊行。

あわせて読む → 「画像診断の勘ドコロ」シリーズ

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序文

監修の序


ある教科書の内容が優れていることと,それが売れるということは,必ずしも共存しない現象である。一見わかりやすく,本屋で思わず買ってしまっても,あとでゆっくりと読んでみると浅薄な感じが否めない教科書は少なくはない。監修者として甚だ手前味噌ではあるが, 『勘ドコロ』 シリーズは,稀少にも,このふたつの要件を満たし得たものであったのではないかと自負している。事実,この8 年の間,継続して多くの書店の書架に陳列され,確実に多くのファンを得てきたという実感を持っている。

そして,この度,本シリーズの新版を上梓することになった。初版が発刊されてから,すでに8年の歳月が流れたが,画像医学の進歩において,この8年という時の流れはあまりに長く,近年,多くの読者から新版発行のご希望を頂戴するようになった。そこで,編集部の方々,編者の先生方と議論を重ね,リニューアル版の方向性を確認したあと,原稿依頼の作業に取りかかり,原稿をいただいてからの長い校正作業を経て,こうして発刊と相成ったわけである。

本シリーズの基本コンセプトは,旧版からそのまま受け継がれている。それは, 「増加する一方の画像診断への需要に限られた時間で対応していくため,必要なことが簡潔に記載された教科書」 というものである。具体的には, 「先輩が後輩に現場で伝授している診断のおさえどころ」 をイメージし,若手医師への効率のよい教育に貢献できるようにすることが最大の狙いである。そして,もちろん,本シリーズはベテランの先生方が自らの知識の復習とブラッシュアップのためにも十二分な機能を果たせることも視野に入れている。さらに,本シリーズは,旧版と同様に,診療放射線技師の方々が,本書により,様々な病態と関連する画像医学ならびに関連する技術学を学んでいただけるという特徴も継承している。

本シリーズの編集は,前回と同様に,頭部が前田正幸先生,腹部が兼松雅之先生,胸部は私が担当させていただき,骨軟部は新たに藤本肇先生にお願いすることとなった。また,頭部には新たに頭頸部領域を加えていただき,骨軟部には脊髄領域を加えていただくことになった。全体に大幅なボリュームアップとなってしまったが,それぞれの編者の先生方が,たいへん魅力的な構成を構築されており,旧版とは味わいの異なった全く新しい勘ドコロシリーズとなっている。このように,本シリーズは,編者の各先生の迸る情熱と中澤 恵さんたち編集部の方々の真摯で沈着な編集作業によってようやく完成に漕ぎ着けたものであるが,監修者として何より感謝の意を表したいのは,各巻に珠玉の文章と画像をご提供頂いた各執筆者の先生方である。いずれも,日常臨床,研究,教育,講演,執筆と非常に多忙な方ばかりであり,おそらく,本教科書の執筆に当たって,我々が想像する以上のご迷惑をおかけしたものと考えている。日本の放射線診療の向上のためという大義のため,そこは何とかご容赦いただきたくお願いする次第である。


2014年2月

髙橋雅士




編集の序


“頭部画像診断の勘ドコロ” の初版が世に出てから丸8年が経ちました。学問の世界の常ではありますが,この間多くの進歩,重要な発見があり,もはや初版のサブタイトルにある “これだけおさえれば大丈夫” とは言えない状況になってきました。編者もそのあたりは重々感じてはいましたが,前回編集の大変さを知った後ではなかなか重い腰を上げることができなかった,というのが実状です。

今回,メジカルビュー社からの “頭部画像診断の勘ドコロ” をリニューアルさせたいとの熱い依頼に応えるべく,この本の基本コンセプトはそのままに,しかしながら時代の進歩に対応すべく画像技術と疾患各論をupdateし,また新たな執筆者をそろえて,“新 頭部画像診断の勘ドコロ”が生まれ変わりました。その結果,新版は400ページの厚さになり,初版の序文で述べたような “病院から楽に持ち運べる” “寝転がっても読める” コンパクトなサイズの本ではなくなったかもしれませんが,それでも十分許容範囲内ということでご容赦願いたいと思います。この本の最大の特徴ですが,初版からのコンセプトである画像技術と疾患各論の2つから構成されており,またこれだけはという最低限の解剖についても実際の画像を使い簡潔に押さえています。さらに今回,頭頸部領域についても疾患を拡大し,最低限習得すべき頭頸部疾患を網羅しました。この本は医学生,医師,放射線技師と幅広い読者層を想定していますが,読者のニーズ次第でどこから読み始めても構わないと思っています。もし,頭部・頭頸部の画像解剖をしっかり押さえたいならそこから始める,この疾患の画像所見を学習したいという方ならそこから読み始める,あるいは画像技術についてもう少ししっかりとした知識を得たいという方ならそこから,というように読者次第でどこからでもスタート可能となっています。幸い執筆陣はこの本の趣旨を的確に汲み取り,画像診断の最低限押さえておくべき画像技術と疾患知識にポイントを絞り,勘ドコロを押さえた平易でコンパクトな記述で画像技術と疾患各論の間に有機的な連動と統一性を持たせた教科書を作るという初版からの目標が今回も達成できたと自負しています。

最後に,突然のメールや電話で執筆依頼を懇願した編者の無礼に快く応えてくださった著者の先生方,また数え切れないメールのやり取りの中,編者のダメ出し,修正にも冷静に対処してくださったメジカルビュー社編集部のスタッフの方々に厚く御礼申し上げます。


2014年2月

前田正幸

目次

Ⅰ おさえておきたい頭部の正常解剖 前田正幸

 軸位断T2強調像

 矢状断T1強調像

 冠状断T1強調像

 冠状断STIR像(反転)

 脳神経

 血管支配領域

 MR angiography(MRA)による頭部・頸部血管解剖

Ⅱ 最低限おさえたい技術学

01 これだけは知っておきたいCT技術 平野 透,平本卓也,笹森大輔

 CTの画像再構成法

 dual energy CT

 頭部単純CTの撮影条件

 頭部単純CTの撮影方法

 被ばく

 アーチファクト

  ヘリカルアーチファクト

  金属アーチファクト

 脳血管3D-CT

 脳血管3D-CTの臨床例

  脳動脈瘤

  脳表画像

02 これだけは知っておきたいMRI 技術 小倉明夫,山村憲一郎

 撮像パラメーターと画質

  コントラスト

  解像特性

  雑音特性

  アーチファクト

  ■ 折り返しアーチファクト(aliasing error)

  ■ 化学シフトアーチファクト(chemical shift artifact)

  ■ トランケーションアーチファクト(Gibb's artifact,ringing artifact)

  ■ モーション(フロー)アーチファクト (motion artifact)

  ■ 磁化率アーチファクト (magnetic susceptibility artifact)

 3T MRIの特徴

  静磁場強度が大きくなるとSNRが高くなる理由

  磁化率は静磁場強度に比例する

  静磁場強度が化学シフトに与える影響

  T1緩和時間の延長

  3T MRIでRF 発熱効果が増加する理由

  静磁場強度が大きくなるとRF 磁場 (B1) 不均一も上昇

 RF コイルの特性

 造影剤を使った検査

 技術各論

  functional MRI

  MRS(magnetic resonance spectroscopy)

  BPAS(basi-parallel anatomical scanning )

  PROPELLER(periodically rotated overlapping parallel lines with enhanced reconstruction)

  plaque imaging

  SW(Isusceptibility-weighted imaging)

 安全性

  SAR の規制

  インプラントについて

  条件付きインプラントの現状

  クエンチ対策

03 MR angiography 三木 均

 3D time-of-flight MRA(3D TOF-MRA)

  TR(repetition time)

  TE(echo time)

  フリップ角(flip angle:FA)

  先行飽和パルス

  マルチスラブ

  空間分解能・時間分解能

  3TMRI

 3D TOF-MRA の適応と限界

  読影時の注意

 2D Time-of-flight MRA(2D TOF-MRA)

 phase contrast MRA(PC-MRA)

  2D PC-MRA

  3D PC-MRA

 造影 MRA

04 拡散MR画像 田岡俊昭

 拡散画像の原理

 拡散テンソル法の原理

  拡散テンソル画像の撮像と解析

 臨床例

  脳血管障害

  ■ 虚血性病変

  ■ 出血性病変

  感染・炎症性疾患

  ■ 脳膿瘍(brain abscess)

  ■ Creutzfeldt-Jacob 病

  ■ clinically mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion(MERS)

  脱髄性疾患

  ■ 多発性硬化症(multiple sclerosis)

  ■ 進行性多巣性白質脳症(progressive multifocal leukoencephalopathy:PML)

  腫瘍

  ■ 神経膠腫(glioma)

  ■ 類上皮腫(epidermoid)

  ■ 血管芽腫(hemangioblastoma)

  ■ 術前検査としての拡散テンソル画像

  ■ 脳腫瘍の治療後の変化

  その他の病態

  ■ posterior reversible encephalopathy syndrome(PRES)

  ■ けいれん重積(status epilepticus)

05 灌流画像

 contrast perfusion(CT/MR) 工藤與亮

  検査の概要と適応疾患

 contrast perfusion(CT/MR)の原理と撮像法・解析法

  CT灌流画像(CT perfusion imaging)

  MR灌流画像(MR perfusion imaging)

  解析方法

  定量解析の実際

 各種パラメータの臨床意義と評価方法

  パラメータの定義と関係

  脳梗塞での評価

  ■ 急性期脳梗塞

  脳腫瘍での評価

 新 頭部画像診断の勘ドコロ

 contrast perfusion(CT/MR)の標準化にむけて

 ASL(arterial spin labeling)の原理 藤間憲幸

  ASL とは

  PASL とCASL,pCASL

  ASLによるCBFの定量

 ASLのシーケンスの概要

  PLD(post labeled delay)

  single phase とmultiphase

 臨床症例-有用な症例

  腫瘍性疾患

  変性疾患

  強い血流遅延のない脳血管障害

  ASLの特殊な利用法

  ■ 血管支配領域選択的なラベリング

  ■ 4D-MRA としての利用

 ASLのlimitation

  評価が難しい症例

  ■ 強い到達遅延

  ■ 体動が制御できない場合

  評価に注意が必要な症例

  ■ vascular artifact

  ■ ラベル効率の変動

06 画像統計解析 松田博史

 MRI

  Voxel-based morphometry の原理

  VSRAD(Voxel-based Spesifi c Regional analysis system for Alzheimer's Disease)

 SPECT

  3D-SSP(3D stereotactic surface projections)

  eZIS(easy Z-score imaging system)

 臨床例

  Alzheimer病

  Lewy小体型認知症

  前頭側頭葉変性症

  特発性正常圧水頭症

  その他の認知症性疾患

Ⅲ 脳疾患のおさえどころ

01 脳梗塞 小西 淳也

 脳血管障害の分類

 検査法と読影の勘ドコロ

 超急性期脳梗塞(hyeperacute cerebral infarction)

  拡散強調像と細胞性浮腫

  拡散強調像における経時的な信号強度

  超急性期脳梗塞におけるCTの役割

 急性期脳梗塞(acute cerebral infarction)[数時間〜7 日]

 出血性脳梗塞(hemorrhagic cerebral infarction)

 亜急性脳梗塞(subacute cerebral infarction)[1〜4 週間]

 慢性期脳梗塞(chronic cerebral infarction)[1カ月以降]

  皮質壊死(cortical necrosis)

 臨床的カテゴリーと発症機序

 アテローム血栓性梗塞(atherothrombotic infarction)

  安定プラークと不安定プラーク

  branch atheromatous disease(BAD)

  一過性脳虚血発作(transient ischemic attack:TIA)

 心原性塞栓性梗塞(cardioembolic infarction)

 ラクナ梗塞(lacunar infarction)

 動脈解離(dissection)

 t-PA(組織プラスミノーゲンアクチベータ)静注療法

  一般的な知識

  頭部画像診断の役割

  Alberta Stroke Program Early CT Score(ASPECTS)

 無症候性脳梗塞(asymptomatic cerebral infarction)

  脳ドックガイドラインでの画像基準

  大脳白質病変のFazekas 分類

02 出血/血管奇形 松末英司

 検査法と読影の勘ドコロ

 高血圧性脳出血(hypertensive intracranial hemorrhage)

 脳アミロイドアンギオパチー(cerebral amyloid angiopathy:CAA)

 くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage:SAH)・脳動脈瘤(cerebral aneurysm)

 脳静脈洞血栓症(cerebral venous sinus thrombosis)

 脳表ヘモジデリン沈着(superfi cial siderosis)

 脳動静脈奇形(cerebral arteriovenous malformation:AVM)

 内頸動脈海綿静脈洞瘻(carotid-cavernous fi stula:CCF)

 新 頭部画像診断の勘ドコロ

 硬膜動静脈瘻(dural arteriovenous fi stula:DAVF)

 海綿状血管腫(cavernous malformation)

 静脈奇形(developmental venous anomaly:DVA)

 もやもや病(moyamoya disease)

03 脳腫瘍/頭蓋骨腫瘍

 検査法と読影の勘ドコロ 増本智彦

 びまん性星細胞腫(diff use astrocytoma)

 退形成性星細胞腫(anaplastic astrocytoma)

 膠芽腫(glioblastoma)

 乏突起膠腫(oligodendroglioma)

 上衣腫(ependymoma)

 毛様細胞性星細胞腫(pilocytic astrocytoma)

 多形黄色星細胞腫(pleomorphic xanthoastrocytoma: PXA)

 dysembryoplastic neuroepithelial tumo(r DNT)

 神経節膠腫(ganglioglioma)

 中枢性神経細胞腫(central neurocytoma) 樋渡昭雄

 転移性脳腫瘍(metastatic brain tumor)

 悪性リンパ腫(lymohoma)

 髄芽腫(medulloblastoma)

 血管芽腫(hemangioblastoma)

 Lhermitte-Duculos病 (Lhermitte-Duculos disease)

 下垂体腺腫(pituitary adenoma)

 ジャーミノーマ(germinoma)

 聴神経鞘腫(vestibular schwannoma)

 髄膜腫(meningioma)

 脈絡叢乳頭腫(choroid plexus papilloma) 西原正志,野口智幸

 類上皮腫(epidermoid)

 頭蓋咽頭腫(craniopharyngioma)

 Rathke 嚢胞(Rathke's cleft cyst)

 くも膜嚢胞(arachnoid cyst)

 グロームス腫瘍(glomus tumor)

 脊索腫(chordoma)

 軟骨肉腫(chondrosarcoma)

 線維性骨異形成症(fi brous dysplasia)

04 小児 丹羽 徹,相田典子

 検査法と読影の勘ドコロ

  検査法

  新生児の月齢

  白質の変化

  脳梁の発達

 重症新生児仮死(profound asphyxia)

 脳室周囲白質軟化症(periventricular leukomalacia:PVL)

 上衣下出血(subependymal hemorrhage/germinal matrix hemorrhage)

 小児虐待による頭部損傷(abusive head trauma )

 Pelizaeus-Merzbacher 病(Pelizaeus-Merzbacher disease)

 Alexander 病(Alexander disease)

 副腎白質ジストロフィ(adrenoleukodystrophy)

 異染性白質ジストロフィ(metachromatic leukodystrophy)

 Krabbe 病(Krabbe disease)

 メープルシロップ尿症(maple syrup urine disease)

 パントテン酸キナーゼ関連神経変性症(pantothenate kinase-associated neurodegeneration:PKAN)

 [neuondegeneration with brain iron accumulation 1( NBIA1),Hallervorden-Spatz disease]

 ミトコンドリア脳症

  MELAS(mitochondrial myopathy,encephalopathy,lactic acidosis and stroke-like episodes)

  Leigh 脳症(Leigh syndrome)

 Chiari Ⅱ奇形(Chiari Ⅱ malformation)

 脳瘤(cephalocele)

 Dandy-Walker 奇形(Dandy-Walker malformation)

 脳梁形成異常(callosal anomalies)

 無脳回肥厚脳回症 (滑脳症1型) (classical lissencephaly)

 可逆性脳梁膨大部病変を有する脳炎・脳症

 (clinically mild encephalitis/encephalopathy with a reversible splenial lesion :MERS)

05 脱髄/中毒そのほか

 検査法と読影の勘ドコロ 岡田 務

 多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)

 視神経脊髄炎(neuromyelitis optica:NMO)

 急性散在性脳脊髄炎(acute disseminated encephalomyelitis:ADEM)

 Wernicke 脳症(Wernicke encephalopathy)

 浸透圧性脱髄症候群(osmotic demyelination syndrome:ODS)

 低血糖脳症(hypoglycemic encephalopathy)

 posterior reversible encephalopathy syndrome(PRES)

 糖尿病性舞踏病(hemichorea-hemiballism with non-ketotic hyperglycemia)

 低酸素性虚血性脳症(hypoxic-ischemic encephalopathy:HIE) 大嶋園子,岡田 務

 一酸化炭素中毒(carbon monoxide poisoning)

 メトトレキセート脳症(methotrexate-related leukoencephalopathy) 本田茉也,岡田 務

 新 頭部画像診断の勘ドコロ

 メトロニダゾール脳症(metronidazole induced encephalopathy)

06 代謝/変性そのほか 櫻井圭太

 検査法と読影の勘ドコロ

 Alzheimer 病(Alzheimer's disease:AD)

 Lewy小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)

 前頭側頭葉変性症(frontotemporal lobar degeneration:FTLD)

 Parkinson 病(Parkinson's disease:PD)

 進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy:PSP)

 皮質基底核変性症(corticobasal degeneration:CBD)

 多系統萎縮症(multiple system atrophy:MSA)

 SCA 3(Machado-Joseph 病:MJD)

 歯状核赤核淡蒼球Luys 体萎縮症(dentato-rubro-pallido-luysian atrophy:DRPLA)

 遺伝性痙性麻痺(hereditary spastic paraplegia:HSP)

 Huntington 病(Huntington disease:HD)

 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)

 Fabry 病(Fabry disease)

 megalencephalic leukoencephalopathy with subcortical cysts(MLC)

 脳血管性認知症(vascular dementia:VaD)

07 感染症/炎症 前田正幸

 検査法と読影の勘ドコロ

 髄膜炎(meningitis)

 脳室炎(ventriculitis)

 脳膿瘍(brain abscess)

 硬膜下蓄膿(subdural empyema)

 単純ヘルペス脳炎(herpes simplex encephalitis)

 トキソプラズマ症(toxoplasma encephalitis)

 クリプトコッカス脳髄膜炎(cryptococcal meningoencephalitis)

 神経嚢虫症(neurocysticercosis)

 亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE)

 Creutzfeldt-Jakob 病(Creutzfeldt-Jakob disease:CJD)

 進行性多巣性白質脳症(progressive multifocal leukoencephalopathy:PML)

 急性小脳炎(acute cerebellitis)

 辺縁系脳炎(limbic encephalitis)

 肥厚性硬膜炎(hypertrophic pachymeningitis)

 神経サルコイドーシス(neurosarcoidosis)

 Tolosa-Hunt 症候群(Tolosa-Hunt syndrome:THS)

 リンパ球性下垂体炎(lymphocytic hypophysitis)

 Langerhans 細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis:LCH)

 神経Behcet 病(Neuro-Behcet's disease)

08 けいれん・てんかん関連疾患 桑島成子

 検査法と読影の勘ドコロ

  てんかんの画像診断

 内側側頭葉硬化症(mesial temporal sclerosis)

 限局性皮質形成異常(focal cortical dysplasia:FCD)

 片側巨脳症(hemimegalencephaly)

 異所性灰白質(heterotopic gray matter)

 多小脳回(polymicrogyria)

 結節性硬化症(tuberous sclerosis)

 Sturge-Weber 症候群(Sturge-Weber syndrome:SWS)

 けいれん後脳症(postictal encephalopathy)

 遅発性の拡散低下を呈する急性脳症(acute encephalopathy with biphasic seizures and late reduced diff usion:AESD)

09 外傷 鈴木賢一

 検査法と読影の勘ドコロ

 急性硬膜外血腫(acute epidural hematoma)

 急性硬膜下血腫(acute subdural hematoma)

 慢性硬膜下血腫(chronic subdural hematoma)

 外傷性硬膜下水腫(posttraumatic subdural hygroma)

 脳挫傷(cerebral contusion)

 びまん性軸索損傷(diff use axonal injury:DAI)

 脳ヘルニア(brain herniation)

 頭蓋骨骨折(skull fracture)

10 機能的疾患そのほか 與儀 彰

 片側顔面けいれん(hemifacial spasm)

 三叉神経痛(trigeminal neuralgia)

 特発性正常圧水頭症(idiopathic normal pressure hydrocephalus:iNPH)

 脳脊髄液漏出症(cerebrospinal fl uid leaks)

 可逆性脳血管攣縮症候群(reversible cerebral vasoconstriction syndrome:RCVS)

11 正常破格

 血管周囲腔の拡大[dilated perivascular ( Virchow-Robin) space] 宮川真依,前田正幸

 透明中隔腔(cavum septi pellucidi),Verga 腔(cavum Vergae),中間帆槽(cavum veli interpositi)

 新 頭部画像診断の勘ドコロ

 遺残海馬溝(hippocampal sulcus remnant),

  脈絡裂嚢胞(choroidal fi ssure cyst) 黒部勇輔,前田正幸

 副後頭室(accessory occipital ventricle),前角癒合(coarctation of anterior horn)

 松果体嚢胞(pineal cyst),

  脈絡叢黄色肉芽腫(xanthogranuloma of choroid plexus) 片瀬七朗,土屋一洋

 脂肪腫(lipoma)

 大脳鎌骨化(ossifi cation of the falx),くも膜顆粒(arachnoid granulation)

 動脈の正常変異・破格

 MRIのアーチファクト 一色彩子

  FLAIR関連のアーチファクト

  T2強調像での脳底動脈周囲低信号

  造影後の静脈洞からのアーチファクト

  巨大動脈瘤アーチファクト

  磁化率アーチファクト(magnetic susceptibility artifact)

Ⅳ これだけはおさえておきたい頭頸部疾患

01 これだけはおさえておきたい頭頸部の正常解剖 加藤博基,兼松雅之

 眼窩

 側頭骨

 鼻・副鼻腔

 咽頭・喉頭・口腔・唾液腺

02 眼窩 井料保彦,平井俊範

 甲状腺眼症(thyroid ophthalmopathy)

 視神経炎(optic neuritis)

 炎症性偽腫瘍(infl ammatory pseudotumor)

 視神経鞘髄膜腫(optic nerve sheath meningioma)

 視神経膠腫(optic nerve glioma)

 網膜芽細胞腫(retinoblastoma)

03 側頭骨 井料保彦,平井俊範

 慢性中耳炎(chronic otitis media)・真珠腫(cholesteatoma)

 コレステリン肉芽腫(cholesterol granuloma)

 耳硬化症(otosclerosis)

 傍神経節腫(paraganglioma)

 神経鞘腫(顔面神経・迷路内前庭神経)[schwannoma(facial nerve,inner ear acoustic nerve)]

 Langerhans 細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis:LCH)

04 鼻・副鼻腔 加藤博基,兼松雅之

 副鼻腔炎(sinusitis)[急性・慢性・真菌性・好酸球性]

 粘液瘤(mucocele)

 血瘤腫/器質化血腫(organized hematoma)

 Wegener 肉芽腫症(Wegener's granulomatosis)

 内反性乳頭腫(inverted papilloma)

 若年性血管線維腫(juvenile angiofi broma)

 上顎洞癌(maxillary carcinoma)

 悪性リンパ腫(malignant lymphoma)

05 咽頭・喉頭・口腔 加藤博基,兼松雅之

 扁桃周囲膿瘍(peritonsillar abscess)

 喉頭炎(laryngitis)[クループ,喉頭蓋炎]

 上咽頭癌(nasopharyngeal cancer)

 中咽頭癌(oropharyngeal cancer)

 下咽頭癌(hypopharyngeal cancer)

 口腔癌(oral cancer)

 喉頭癌(laryngeal cancer)

 神経周囲進展(perineural extension)

 悪性リンパ腫(malignant lymphoma)

06 唾液腺 海野真記,前田正幸

 唾石症(sialolithiasis)

 ガマ腫(ranula)

 Sjogren症候群(Sjogren syndrome)

 IgG4関連疾患(IgG4-related disease)

 多形腺腫(pleomorphic adenoma)

 Warthin 腫瘍(Warthin's tumor)

 粘表皮癌(mucoepidermoid carcinoma)

 腺様嚢胞癌(adenoid cystic carcinoma)

07 嚢胞 海野真記,前田正幸

 甲状舌管嚢胞(thyroglossal duct cyst)

 鰓裂嚢胞(brachial cleft cyst)

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書籍情報

  • ISBN:9784758308953
  • ページ数:412頁
  • 書籍発行日:2014年3月
  • 電子版発売日:2020年10月21日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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