新 腹部画像診断の勘ドコロ

  • ページ数 : 432頁
  • 書籍発行日 : 2014年9月
  • 電子版発売日 : 2020年10月23日
8,800
(税込)
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商品情報

内容

「ますます増加する画像診断への需要を,限られた時間でこなしていくためには,必要なことが簡潔に記載された教科書が必須である」というコンセプトから生まれた「画像診断の勘ドコロ」シリーズ,待望の新版誕生。
初版を2006年に刊行し,日々の診断で必要な押さえるべき事項,なおかつ技術的なことがわかりやすく簡潔に解説されている点で稀有であり,多岐にわたり多くの先生方に好評を博した人気シリーズが,時代に即した技術的最新知見をふまえ,臨床では心臓,頭頸部,脊髄などを新たに加え,より実用的に充実した内容で新たに刊行。

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序文

監修の序


ある教科書の内容が優れていることと,それが売れるということは,必ずしも共存しない現象である。一見わかりやすく,本屋で思わず買ってしまっても,あとでゆっくりと読んでみると浅薄な感じが否めない教科書は少なくはない。監修者として甚だ手前味噌ではあるが, 『勘ドコロ』 シリーズは,稀少にも,このふたつの要件を満たし得たものであったのではないかと自負している。事実,この8年の間,継続して多くの書店の書架に陳列され,確実に多くのファンを得てきたという実感を持っている。

そして,この度,本シリーズの新版を上梓することになった。初版が発刊されてから,すでに8年の歳月が流れたが,画像医学の進歩において,この8年という時の流れはあまりに長く,近年,多くの読者から新版発行のご希望を頂戴するようになった。そこで,編集部の方々,編者の先生方と議論を重ね,リニューアル版の方向性を確認したあと,原稿依頼の作業に取りかかり,原稿をいただいてからの長い校正作業を経て,こうして発刊と相成ったわけである。

本シリーズの基本コンセプトは,旧版からそのまま受け継がれている。それは, 「増加する一方の画像診断への需要に限られた時間で対応していくため,必要なことが簡潔に記載された教科書」 というものである。具体的には, 「先輩が後輩に現場で伝授している診断のおさえどころ」 をイメージし,若手医師への効率のよい教育に貢献できるようにすることが最大の狙いである。そして,もちろん,本シリーズはベテランの先生方が自らの知識の復習とブラッシュアップのためにも十二分な機能を果たせることも視野に入れている。さらに,本シリーズは,旧版と同様に,診療放射線技師の方々が,本書により,様々な病態と関連する画像医学ならびに関連する技術学を学んでいただけるという特徴も継承している。

本シリーズの編集は,前回と同様に,頭部が前田正幸先生,腹部が兼松雅之先生,胸部は私が担当させていただき,骨軟部は新たに藤本肇先生にお願いすることとなった。また,頭部には新たに頭頸部領域を加えていただき,骨軟部には脊髄領域を加えていただくことになった。全体に大幅なボリュームアップとなってしまったが,それぞれの編者の先生方が,たいへん魅力的な構成を構築されており,旧版とは味わいの異なった全く新しい勘ドコロシリーズとなっている。このように,本シリーズは,編者の各先生の迸る情熱と中澤 恵さんたち編集部の方々の真摯で沈着な編集作業によってようやく完成に漕ぎ着けたものであるが,監修者として何より感謝の意を表したいのは,各巻に珠玉の文章と画像をご提供頂いた各執筆者の先生方である。いずれも,日常臨床,研究,教育,講演,執筆と非常に多忙な方ばかりであり,おそらく,本教科書の執筆に当たって,我々が想像する以上のご迷惑をおかけしたものと考えている。日本の放射線診療の向上のためという大義のため,そこは何とかご容赦いただきたくお願いする次第である。


2014年2月

髙橋雅士




編集の序


2006年に 『これだけおさえれば大丈夫 腹部画像診断の勘ドコロ』 として260頁からなる腹部画像診断の解説書を編集し,はや8年が経過した。その後,画像診断に関わる人々のワークスタイルは更なる変化を遂げ,画像診断管理加算,遠隔読影,3テスラMRI,面検出器CT,PET-CT,逐次近似法,MRIや超音波検査によるエラストグラフィなどなど,界隈は引き続き騒がしくも面白い状況が続いている。今回,これらを含む内容をふんだんに盛り込んだところ400頁におよぶ解説書となった。

画像診断に関わる医療人には総合画像診断医,臓器専門医,診療放射線技師,臨床検査技師などいくつかの種別があるが,本書はいずれの方々にも手にとって頂くべく企画を練った。昨今の放射線科診断専門医には,“頭から足の先までのCT,MRI,PETを読む”特に専門領域にこだわらずに広く画像診断をする方が増えた。このような方々の人気を博してきたのが,見開き2頁で1疾患をコンサイスに解説する解説書であったが,本書は敢えてこのスタイルとは一線を画し,モダリティや撮像技術の新情報を要所に盛り込み,これに引き続く 「診断学レビュー」 で臓器ごとに重要な疾患を解説した。この中で「用語アラカルト」,「ここが勘ドコロ」,「Point advice」 を各所にちりばめ,専門用語や重点項目のメリハリ良い理解を促した。また,欄外に原著論文や 「これは必読!」 と称した推薦図書を掲載し,一層の理解を深めたい方々への助けとした。日常の画像診断業務に飽きたらず,専門性の高い知識を求める放射線科医にとってはうってつけの構成になったと自負している。さらに,本書は消化器科,泌尿器科,婦人科などの臓器専門医の画像診断教育を支援する目的でも企画され,新たに超音波検査に関する稿を盛り込んだ。これにより,日常診療で益々,超音波検査プローブを握る機会が増えた臓器専門医の画像診断に対する知識欲をも満たすことを試みた。超音波検査の主力を担いつつある臨床検査技師にとっても広く腹部・骨盤領域の超音波診断を学ぶことが可能と思われる。診療放射線技師にとっては,CT,MRI,超音波検査,PET-CTの新技術がどのように画像診断に応用されているのかを理解できることと思う。診断に最適な画像を生み出す責務を負った診療放射線技師にとって,疾患の理解は避けては通れない時代となっている。本書はその助けとなると信じている。

本書の主旨をご理解頂き,貴重な時間をお割き頂いた著者の先生方には,この場をお借りして深くお礼を申し上げます。そして,読者となるであろう放射線科医,臓器専門医,診療放射線技師,臨床検査技師の諸兄諸姉の絶え間ない努力と熱意によって明日の画像診断が大いに発展することを信じてやまない。


2014年8月

兼松雅之

目次

Ⅰ 最低限知っておきたい技術学

01 腹部CT技術 三好利治

 MDCTの進化

 MDCTの進化の利点と欠点

 逐次近似再構成法

 逐次近似応用再構成技術の特徴

 MBIRの特徴

 dual energy CT

  物質弁別

  物質密度画像

  仮想単色X線写真(単色X線等価画像)

 造影剤の副作用

 造影剤腎症ガイドライン

 CTでの被曝線量

  CTDI

  DLP

  実効線量

02 腹部MRI技術 森本規義,渡邊祐司,永山雅子,光井英樹,中田和明

 準備(前処置)から実際の撮影まで

 撮像プロトコール

  肝臓・膵胆道系

  前立腺・婦人科領域

 撮像時間(呼吸停止時間)を短くするには?

  位相エンコードを減らす

 アーチファクトと対策

  アーチファクトの種類

  血流や体動に起因するアーチファクトの抑制法

 呼吸波形を利用した撮像法

  RT

  PEAR

  呼吸同期single-shot TSE・TFE

 腹部非造影MR angiography

  coherent型gradient echo法

  coherent型gradient echo法における脂肪抑制法

  参考:定常状態移行期とダミーパルス

 MPGを用いたsingle-shot EPI法:躯幹部拡散強調像とblack-blood T2強調像

  EPI法におけるパラレルイメージングの有用性

03 腹部MRIの新技術 梶田公博

 高磁場化へ進むMRI

 高磁場化による利点と欠点

 B0 homogeneity(静磁場の均一性)

 B1 homogeneity(RF照射磁場の均一性)

 比吸収率(SAR)

 組織コントラスト

 磁化率

 ケミカルシフト

 RF送信の最新技術

 RF送信技術の過去と現在

 コントラストの改善と撮像時間の短縮

 腹部領域の拡散強調像

  DWIBS

  IVIM

04 腹部超音波検査技術 宮本幸夫,太田智行

 超音波画像は音響インピーダンスをもとに作られる

 超音波画像の特徴

 分解能と探触子・プローブ

 知っておくべきアーチファクト

  サイドローブのアーチファクト

  多重反射

  ミラーイメージ・蜃気楼現象

 スペックル像

 ドプラ法

  カラードプライメージング(カラーフローマッピング)

  パルスドプラ法

  PIとRI

Ⅱ 肝,脾

01 CT:撮像の考え方と診断のおさえどころ 大西裕満,村上卓道

 撮像法の最適化

  撮像パラメータ

  注入速度

  注入時間・撮像時間・総造影剤量・造影剤濃度

  注入法の最適化

  delay time

  生理食塩水による後押しの有用性

  門脈相

  簡易法

 CTの新しい検査方法・撮影技術

  低電圧撮影

  逐次近似法

  dual energy撮影

 三次元画像診断

 症例

  肝細胞癌

  転移性肝癌

  胆管細胞癌

  肝海綿状血管腫

  肝硬変症

  胃静脈瘤

  びまん性脂肪肝

  脾嚢胞

  脾過誤腫

  脾血管腫

  脾血管肉腫

  脾悪性リンパ腫

02 MRI:撮像の考え方と診断のおさえどころ 五島 聡,兼松雅之

 腹部一般解剖

 撮像法の考え方

 T2強調像

 heavily T2強調像

 T1強調像

 拡散強調像

 EOB・プリモビスト造影MRI

  原理

  撮像法

  診断能

 診断学レビュー

 びまん性肝疾患

  肝炎

  肝硬変症

  脂肪肝

  ヘモクロマトーシス,ヘモジデローシス

 良性肝腫瘤

  肝嚢胞

  血管腫

  肝細胞腺腫

  限局性結節性過形成(FNH)

  血管筋脂肪腫

  炎症性筋線維芽細胞腫瘍(IMT)

 肝細胞癌

  肝細胞癌

  非典型的な所見を呈する肝細胞癌

 脾臓

  脾腫

  真性嚢胞

  Gamna-Gandy結節

  血管腫

  過誤腫

  リンパ管腫

  炎症性筋線維芽細胞腫瘍(IMT)

  sclerosing angiomatoid nodular transformation(SANT)

  悪性リンパ腫

  転移性脾腫瘍

03 最先端MRI診断法 本杉宇太郎,市川新太郎

 MRエラストグラフィ

  原理

  撮像法

  臨床応用 

  将来像

 IVIMによる慢性肝障害,肝腫瘤診断

  歴史

  原理

  IVIMイメージングの実際

  臨床応用

  将来像

 MRS,Dixon法,SWIなど

  MRS

  Dixon法

  SWI

04 超音波検査の考え方, おさえどころ, 新技術 今井康晴

 肝脾超音波検査の観察ポイント

  肝臓の観察方法

  脾臓の観察方法

  肝臓の基準値を含めた観察ポイント

  脾臓の基準値を含めた観察ポイント

 脂肪肝

 肝硬変

 門脈圧亢進症

 超音波検査による肝腫瘤の鑑別診断

 脾臓の腫瘤性病変

Ⅲ 胆,膵

01 CT:撮影の考え方と診断のおさえどころ 内田政史,角 明子,有川俊二

 胆膵領域撮影の基本的考え方

 胆膵領域のdynamic撮影プロトコール

 ボリューム画像の胆,膵への応用

 膵perfusion像

  perfusion parameter

  膵臓における有用性

 主な疾患の画像所見

 胆嚢疾患

  胆石症

  急性胆嚢炎

  胆嚢捻転症

  慢性胆嚢炎

  黄色肉芽腫性胆嚢炎

  胆嚢線筋腫症

  胆嚢非腫瘍性隆起性病変

  胆嚢腺腫・腺腫内癌

  胆嚢癌

  膵胆管合流異常と総胆管嚢腫

  原発性硬化性胆管炎(PSC)

  胆管癌

  胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)

 膵疾患

  急性膵炎

  慢性膵炎

  groove膵炎

  自己免疫性膵炎(AIP)/IgG4関連疾患

  膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)

  漿液性膵嚢胞腺腫(SCN)

  粘液性膵嚢胞腺腫(MCN)

  膵癌(膵管癌)

  膵腺房細胞癌

  転移性膵腫瘍

  膵神経内分泌腫瘍(PNET)

  膵solid-pseudopapillary tumor(SPT)

  膵lymphoepithelial cyst

02 MRI:撮影の考え方と診断のおさえどころ 吉田耕太郎,井上 大,池野 宏,戸島史仁,蒲田敏文 

 撮影法

  T1強調画像

  dynamic study

  T2強調画像

  MRCP

  拡散強調画像(DWI)

 胆領域

 解剖

  胆道

  肝内胆管分枝

  胆嚢

 疾患

  胆石症

  急性胆嚢炎

  慢性胆嚢炎

  黄色肉芽腫性胆嚢炎

  胆嚢腺筋腫症

  胆嚢癌

  総胆管結石

  急性胆管炎

  原発性硬化性胆管炎(PSC)

  IgG4関連硬化性胆管炎

  膵・胆管合流異常

  胆管癌

  胆管内乳頭状腫瘍(IPNB)

 膵領域

 解剖

  膵管非癒合

  輪状膵

 疾患

  急性膵炎

  自己免疫性膵炎(AIP)

  腫瘤形成性膵炎

  膵管癌

  神経内分泌腫瘍

  転移性膵腫瘍

  膵内副脾

  solid-pseudopapillary neoplasm(SPN)

  膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)

  粘液性嚢胞性腫瘍(MCN)

  漿液性嚢胞腺腫(SCN)

  膵リンパ上皮性嚢胞

03 超音波検査の考え方,おさえどころ,新技術 杉本啓之,廣岡芳樹,後藤秀実

 観察のポイント

  胆嚢

  胆管

  膵

 代表的疾患の超音波所見

  胆嚢

  膵

Ⅳ 消化管

01 CT:撮影の考え方と診断の実際 富松英人

 撮像法の考え方

 ルーチン撮像方法の考え方

  造影剤の使用について

  MPRの重要性

  異常ガスの描出,検出

 消化管虚血と外科的手術

 腫瘍診断における撮像,再構成

 診断のおさえどころ

 消化管腫瘍性病変

  胃癌

  大腸癌

  GIST

 IBD,狭義の炎症性腸疾患

  潰瘍性大腸炎

  Crohn病

  感染性腸炎

 虚血性腸疾患

 機械性腸閉塞

 内・外ヘルニア

 捻転

 腸重積

02 CT colonography:撮像の考え方と診断の実際 三宅基隆,飯沼 元

 撮像の考え方

 CTCとは

 他の大腸検査法と比較してのCTCの利点

 前処置

  検査食

  下剤

  fecal tagging

 撮影

 診断のおさえどころ

 読影

 大腸癌の予後改善を目指したCTCの活用

03 MRI:撮像の考え方と診断の実際 片山元之,増井孝之

 撮像シーケンスと撮像方法

  直腸以外の消化管(胃,十二指腸,小腸,S状結腸まで)

  直腸

 シネMRIとMR enterography

 実際の診断と症例提示

  腫瘍性病変

  癌以外の腫瘍性病変

  炎症性病変

 イレウスの画像診断

 その他の画像診断

04 超音波検査の考え方,おさえどころ,新技術 森 秀明

 消化管検査を行うための至適条件

 消化管の走査手順

 消化管の層構造と正常値

 消化管の超音波所見のポイント

 新しい技術

  直交断面表示法(MPR)

  fly thru

Ⅴ 副腎,後腹膜

01 MRI:撮像の考え方と診断のおさえどころ 岡田吉隆

 副腎

 撮像の考え方

  副腎の診断におけるMRIの位置づけ

  どこを撮ればいいか

  撮像シーケンスの選択

  造影MRI

 診断のおさえどころ

  正常の副腎のMRI像

  非機能性腺腫

  原発性アルドステロン症

  Cushing症候群

  褐色細胞腫

  副腎皮質癌

  転移性副腎腫瘍

 後腹膜

 撮像の考え方

 診断のおさえどころ

  後腹膜腫瘍

  後腹膜線維症

02 CT:撮像の考え方と診断のおさえどころ 岐崎友紀,山下康行,五十嵐康弘,宗近宏次

 副腎

 副腎の解剖

  肉眼解剖

  機能解剖

  血管解剖

 副腎のCT撮像

 副腎ホルモン分泌異常

  Cushing症候群

  原発性アルドステロン症,Conn症候群

  副腎性器症候群

   Addison病

 副腎皮質の過形成

  副腎過形成

  先天性副腎過形成

 副腎皮質の腫瘍

  副腎腺腫

  副腎癌

 その他の腫瘍

  骨髄脂肪腫

  副腎血管腫

  悪性リンパ腫

  転移性副腎腫瘍

 副腎の非腫瘍性病変

  副腎嚢胞

  副腎出血

 髄質の腫瘍

  褐色細胞腫

  神経芽腫群腫瘍

 後腹膜

 後腹膜の解剖

  後腹膜区分

 後腹膜のCT撮像

 後腹膜の腫瘤性病変のCT診断

 後腹膜非腫瘍性疾患

  後腹膜出血,血腫

  尿瘤

  後腹膜線維症

 後腹膜の腫瘍

  リンパ管腫

  奇形腫

  脂肪腫

  脂肪肉腫

  平滑筋肉腫

  悪性線維性組織球腫

  横紋筋肉腫

  後腹膜神経原性腫瘍

  悪性リンパ腫

  後腹膜Castleman病

  悪性腫瘍からのリンパ節転移

03 超音波検査の考え方,診断のおさえどころ,新技術 森 秀明

 副腎

  副腎の解剖と正常超音波像

  副腎疾患の超音波所見のポイント

 後腹膜

  後腹膜腔の解剖と正常超音波像

  後腹膜腔疾患の超音波所見のポイント

Ⅵ 泌尿器(腎,尿管,膀胱)

01 CT:撮像の考え方と診断のおさえどころ 秋田大宇,陣崎雅弘

 撮像の考え方

  腎

  上部尿路(腎盂腎杯,尿管),膀胱

 診断のおさえどころ

 腎

  腎腫瘍

  充実性腫瘤

  感染症

 上部尿路(腎盂腎杯,尿管),膀胱

  尿路上皮癌

  尿膜管癌

  IgG4関連腎臓病

  尿管アミロイドーシス

  peripelvic cystとparapelvic cyst

02 MRI:撮像の考え方と診断のおさえどころ  竹内 充,上嶋佑樹,河合辰哉,菅 博人

 腎臓

 腎臓のMRIの目的

 腎癌のT病期分類

 各シーケンスの着目点

  T1強調像(chemical shift imaging)

  T2強調像

  拡散強調像

  定常状態coherent型シーケンス(True FISP・Balanced FFE・FIESTA・True SSFPなど)

  dynamic造影T1

 腎盂・尿管

 腎盂・尿管のMRIの目的

 腎盂・尿管癌のT病期分類

 各シーケンスの着目点

  MR-urography

  T1強調像

  T2強調像

  拡散強調像

  定常状態coherent型シーケンス(True FISP・Balanced FFE・FIESTA・True SSFPなど)

  脂肪抑制造影T1強調像

 膀胱

 膀胱のMRIの目的

  膀胱癌の深達度診断

 膀胱癌のT病期分類

 各シーケンスの着目点

  T2強調像

  拡散強調像

  T1強調像

  dynamic造影T1強調像

03 超音波検査の考え方,おさえどころ,新技術 辻本文雄

 腎

 超音波解剖

  腎の構造

  超音波による所見

  ドプラを用いた腎動脈血流評価

 びまん性腎疾患

  慢性腎不全の病期

  ティッシュハーモニックイメージング(THI)

 腎腫瘤性病変

  充実性腫瘤

  古典的三主徴

  腎盂腫瘍

  腎血管筋脂肪腫

  嚢胞性腫瘤

  腎杯憩室

  傍腎盂嚢胞

  多房性腎嚢胞

  多嚢胞腎

  炎症性腫瘤

 尿管

 超音波解剖

 尿路結石

  尿路結石症

 尿管結石

 膀胱

 超音波解剖

 膀胱炎

 膀胱憩室

 膀胱腫瘍

Ⅶ 前立腺

01 MRI:撮像の考え方と診断のおさえどころ 杉原 良,杉村和朗

 撮像の考え方

 前立腺検査の種類と簡単な特徴

  直腸診

  経直腸超音波(TRUS)

  CT

  MRI

  針生検

 前立腺の局所解剖図

 MRIでみた前立腺の解剖

 診断の実際

 前立腺肥大症(前立腺過形成) 

 前立腺肥大症のMRI

 前立腺癌

 前立腺癌のMRI

  辺縁域に発生した癌

  腹側に発生した癌

 前立腺癌の病期診断

  触知不能癌(T1)

  前立腺内に限局した癌(T2)

  被膜外浸潤(T3a)

  精嚢浸潤(T3b)

  精嚢以外の隣接臓器への浸潤(T4)

  リンパ節転移

  骨転移

 生検や治療による変化

  生検後の変化

  化学療法後の変化

02 CT:読影に必要な知識おさらい 杉原 良,杉村和朗

 前立腺のCT解剖:正常像

  前立腺

  精嚢

 前立腺のCT解剖:異常像

  前立腺

  精嚢

  膀胱,尿管,腎盂

  リンパ節

  骨

 前立腺疾患の腹部CT

  良性疾患

  悪性疾患

03 超音波検査の考え方,おさえどころ,新技術 三木健太

 経腹超音波で前立腺を描出するコツ

 前立腺の形状と大きさ

  前立腺の形状

  前立腺体積測定

Ⅷ 女性生殖器

01 MRI:撮像の考え方と診断レビュー 眞鍋知子

 撮像の考え方

  適応疾患

  前処置

  撮像

  撮像プロトコール

  造影

 診断レビュー

 良性疾患

  子宮

  卵巣

 悪性腫瘍

  子宮

  卵巣

 その他

02 CT:読影に必要な知識おさらい 眞鍋知子

 婦人科領域腫瘍の遠隔転移診断

  子宮頸癌・体癌子宮

  卵巣癌

 急性腹症をきたす婦人科疾患

  子宮外妊娠破裂

  卵巣出血

  卵巣捻転

  卵巣嚢腫破裂

  卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

  骨盤内感染症(PID)

  卵巣静脈血栓症

 その他の婦人科疾患

  子宮筋腫

  卵巣子宮内膜症性嚢胞

  子宮腺筋症

03 超音波検査の考え方,おさえどころ,新技術 山田恭輔

 超音波検査

  経腹超音波検査

  経腟超音波検査

  経直腸超音波検査

 エコー像の診断

  正常子宮のエコー像

  正常卵巣のエコー像

 子宮の疾患

  子宮筋腫

  子宮腺筋症

  子宮体癌

  子宮頸癌

 付属器の疾患

  子宮内膜症性嚢胞

  卵巣腫瘍

Ⅸ 腹部PET-CT診断

01 PET-CT:撮像の考え方と診断のおさえどころ 金子 揚,兼松雅之

 撮像の考え方

 FDG-PETとは

  検査方法

 PET-CT

 適応

 診断のおさえどころ

 総論

 各論:上腹部実質臓器(肝,胆,膵,脾)

  肝

  胆

  膵臓

  脾臓

 泌尿器系(腎,尿管,膀胱,前立腺)

  腎

  副腎

  腎盂癌,尿管癌,膀胱癌

  前立腺癌

 女性生殖器(子宮,卵巣)

  子宮

  卵巣

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書籍情報

  • ISBN:9784758308977
  • ページ数:432頁
  • 書籍発行日:2014年9月
  • 電子版発売日:2020年10月23日
  • 判:B5変型
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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