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ハートナーシング2022年秋季増刊 まるごと! 不整脈ケア

  • ページ数 : 232頁
  • 書籍発行日 : 2022年10月
  • 電子版発売日 : 2022年11月16日
4,400
(税込)
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商品情報

内容

不整脈への苦手意識を克服する一冊!

循環器ナースが知りたい「不整脈の検査・治療とケアの要点」を豊富なビジュアルで解説。基礎知識と波形、薬物・カテーテル・デバイス治療を網羅。「入院から在宅へのロードマップ」「病棟でのよくある会話例」など現場で役立ち、明日から活かせるヒントも満載!

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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序文

編集のことば

今回、不整脈をテーマとした増刊を企画しました。1 章「不整脈の基本」、2 章「不整脈の薬物治療」、3 章「不整脈のアブレーション治療」、4 章「不整脈のデバイス治療」という構成です。不整脈全体を幅広く網羅し、非常に詳しくかつわかりやすい内容になったと自負しています。懇意にさせていただいている佐賀大学循環器内科の野出孝一教授および山口尊則先生と相談し、佐賀大学・大分大学連合で精鋭の先生方に執筆をお願いしました。日常診療で忙しいにもかかわらず、快く執筆を引き受けてくださった先生方にこの場を借りて深謝します。

私が研修医になった35 年前、不整脈診療は心電図診断が主体で治療法は極めて限られていました。ところが1990 年代から2000年代にかけ、カテーテルアブレーションや植込み型除細動器(ICD)といった非薬物治療が登場し、不整脈治療は一変しました。私自身、1996 年にカテーテルアブレーションでWPW 症候群患者さんのデルタ波が消失するのを初めて目の当たりにし、「これは凄い治療法だ」と心の中で叫びました。副伝導路が離断できた瞬間に患者さんはWPW症候群ではなくなるのです。頻拍発作からも心臓突然死のリスクからも解放されます。最近では、まったく歯が立たないと思っていた心房細動もアブレーションによりかなりの確率で治るようになってきました。ICDの登場も鮮烈でした。心室頻拍や心室細動でこれまで心臓突然死していた患者さんの命を救うことができるようになったのです。

当然、それぞれの治療を受ける患者さんに応じた看護(観察、ケア)が重要になってきます。読者であるナースのみなさんには、ぜひ、全体を通読していただきたいと思っています。そして、抗不整脈薬、アブレーション、デバイス治療を受ける患者さんを受け持つたびに、該当項目を読み直してください。ワンランク上の看護に繫がると信じています。


大分大学医学部 循環器内科・臨床検査診断学講座 教授
髙橋尚彦

目次

【プロローグ】学びはじめに読みたい不整脈のはなし

01 ナースに知ってほしい不整脈のハナシ

02 これからの不整脈治療の展望 ~心不全と不整脈の関係~

03 不整脈にかかわる検査・治療・看護 早見表

【1章】不整脈の種類と心電図波形

01 心臓の構造と刺激伝導系の働き

02 心電図の仕組み

03 洞不全症候群

・Ⅰ型 洞徐脈

・Ⅱ型 洞停止/洞房ブロック

・Ⅲ型 徐脈頻脈症候群

04 房室ブロック

・1度房室ブロック

・2度房室ブロック

・3度房室ブロック

05 脚ブロック

・右脚ブロック

・左脚ブロック

・2束ブロックと3束ブロック

06 上室不整脈

・心房期外収縮

・心房頻拍

・心房細動

・心房粗動

・発作性上室頻拍

・WPW症候群

07 心室不整脈

・心室期外収縮

・心室頻拍

・QT延長症候群とtorsade de pointes

・心室細動

・ブルガダ症候群

【2章】薬物療法

01 不整脈の薬物療法ってどんなもの?

02 抗不整脈薬の仕組みを知ろう ~イオンチャネルとは~

03 ナトリウム(Na)チャネル遮断薬(Ⅰ群)

04 β遮断薬(Ⅱ群):経口薬と静注薬について

05 カリウム(K)チャネル遮断薬(Ⅲ群):経口薬と静注薬について

06 カルシウム(Ca)チャネル拮抗薬(Ⅳ群)

07 抗凝固薬(ワルファリン・DOAC)

08 ここだけは押さえたい!病棟で使う抗不整脈薬の代表選手5

・ピルシカイニド(サンリズム(R))内服

・プロカインアミド(アミサリン(R))静注

・アミオダロン(アンカロン(R))内服

・アミオダロン(アンカロン(R))注射

・ランジオロール(オノアクト(R))注射

09 緊急時の薬剤投与

・持続性心室頻拍

・心室細動

・発作性心房細動

・発作性上室頻拍

・洞不全症候群/完全房室ブロック

【3章】アブレーション治療

01 アブレーション治療ってどんなもの?

02 アブレーションの前に行われる検査

03 アブレーションの合併症と術後ケア

04 コラム:メイズ手術はアブレーションとどう違う?

【4章】デバイス治療

01 デバイス治療ってどんなもの?

02 ペースメーカ、リードレスペースメーカ

03 ICD(TV-ICDとS-ICD)

04 CRT-P、CRT-D

05 植込み後の術後ケア

06 退院前の指導について

07 遠隔モニタリングってなに?


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書籍情報

  • ISBN:9784840476485
  • ページ数:232頁
  • 書籍発行日:2022年10月
  • 電子版発売日:2022年11月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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