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- POTファシリテーター養成マニュアル No.3
商品情報
内容
序文
はじめに
POTアドバンスを始めて既に4年が経過している。最初の頃は、やり方も行き当たりばったりで、機器が整わなかったり、ファシリテートがうまくいかずデスカッションもままならなかった。しかし、数年の試行錯誤の末にやっと『誰でもやろうと思うと、開催が可能な形』に進化することができた。タブレットを用いて数名のグループで議論しながら進める今のやり方は、講義スタイルというより討論会スタイルになっている。症例も最初は診断にこだわってきたが、今は救急活動時に問題となることを中心に議論するように変化してきている。今のPOTアドバンスは『救命士が救命士を養成するためのケーススタディ』という形になり、ファシリテーターも徐々に増えて、自分の職場で開催するところも増えてきている。これは、私の理想としていた『POTアドバンス=考える救命士の養成ツール』に少し近づくことができたのではないかと思う。
今回は、POTアドバンスの普及により、同じ症例を目にする機会が増えて、勉強する症例を新たにイノベーションさせることが必要となってきたために、新たに20症例をPOTファシリテーターマニュアルVOL. 3として書き上げた。以前の2冊は私の個人的な経験などに基づく症例が主であったが、今回の多くは医師国家試験に出題されている症例を用いている。救命士の方にも医師国家試験にどのような問題が出されているのかと興味をもってもらえると思う。“ なんだ、こんな症例が出ていたのか” とおもしろく思って頂ければ幸いである。
POTアドバンスは『救命士が救命士を要請するためのケーススタディ』が目標であり、これを用いて臨床能力や病態推論能力をつけるために開発されたものである。「POTファシリテーターマニュアル」、「続POTファシリテーターマニュアル」、今回の「POTファシリテーターマニュアルVOL.3」を活用して、ぜひOJTを充実させて頂きたい。
今回もまた、ぱーそん書房の山本様、レールダルメディカルジャパンの高橋様など多くの方にご協力頂いた。POTアドバンスがこのように成長できたのも、皆様のご協力、ご鞭撻の賜物とこの場を借りて感謝の意を表したい。
平成30年6月吉日
南 浩一郎
目次
症例 1 急性心筋梗塞(左冠状動脈)、プレショック、関連通
症例 2 心原性ショック、心筋梗塞(右冠状動脈)
症例 3 僧帽弁閉鎖不全症による心原性ショック
症例 4 感染性髄膜炎
症例 5 軽いくも膜下出血からの脳血管攣縮
症例 6 脳梗塞(心原性脳塞栓症)
症例 7 アスピリン喘息
症例 8 緊張性気胸
症例 9 敗血栓塞栓症
症例 10 肝硬変、食道静脈瘤からの出血
症例11 急性膵炎による敗血症性ショック
症例12 糖尿病ケトアシドーシス
症例13 高浸透圧高血糖症候群(非ケトン性高浸透圧性糖尿病昏睡)
症例14 低血糖
症例15 周期性四肢麻痺(甲状腺機能亢進症、バセドウ病)
症例16 急性腎障害
症例17 腸管出血性大腸菌感染症
症例18 WPW症候群による頻拍性不整脈
症例19 アナフィラキシーショック
症例20 ギラン・バレー症候群
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書籍情報
- ISBN:9784907095451
- ページ数:80頁
- 書籍発行日:2018年7月
- 電子版発売日:2024年6月14日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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