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医学のあゆみ:389件
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20件
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未診断疾患イニシアチブ(IRUD)の成果 企画:水澤英洋(国立精神・神経医療研究センター理事長・総長) ・未診断疾患を対象に,2015年からAMEDの基幹事業として開始されたのが未診断疾患イニシアチブ(IRUD)である.すでにわが国の難病診療とゲノム診療の体制のなかで重要な位置を占め,大きな貢献をし...
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手術後の認知機能低下──そこに立ち向かう 企画:松本美志也(山口大学医学部麻酔・蘇生学) ・高齢者の手術の際には,術前から自覚症状のない何らかの病態が進行することで認知機能の予備力が低下し,そこに入院による環境の変化,麻酔,手術侵襲が加わることで術後の認知機能が低下すると考えられる. ・術後の認知機...
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CKDにおけるたんぱく質制限の功罪 企画:猪阪善隆(大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学) ・腎は老廃物の排泄に関わる臓器であり,腎機能が低下した患者に対して,摂取量を調整する食事療法,とくにたんぱく質制限は100年以上の歴史があり,CKD患者の治療の根幹のひとつでもある. ・本特集では,基礎研究の...
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糖尿病とスティグマ――Cure,CareからSalvation(救済)へ 企画:清野 裕 (公益社団法人日本糖尿病協会理事長,関西電力病院総長) ・“スティグマ(stigma)”とは一般に“恥・不信用のしるし,不名誉な烙印”を意味し,ある特定の属性に所属する人に対して否定的な価値を付与することである...
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ヒトの分子進化からみた疾患の理解 藤本明洋(東京大学大学院医学系研究科国際生物医科学講座人類遺伝学) ・ヒトゲノムの多様性は疾患の原因やリスクともなり,疾患の発症機序解明や治療法開発,リスク予測のために大規模研究が行われてきた. ・ありふれた疾患やメンデル遺伝病解析のための大規模シークエンス研究が世...
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企画:永井英明(国立病院機構東京病院感染症科) ・抗酸菌の代表は結核菌であり,結核患者は減少傾向にあるが,過去の疾患と思っていると臨床現場で足をすくわれることになる. ・近年,非結核性抗酸菌症患者が増加し,ヒト-ヒト感染はないといわれているので,結核専門病院以外の病院でも診断・治療の機会が増えた.一...
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企画: 吉村健一(広島大学学術院/病院未来医療センター 生物統計部) 手良向 聡(京都府立医科大学大学院医学研究科 生物統計学) ・医学,生物学,公衆衛生における研究課題に対して統計というツールを使って効率的に,研究デザインを策定し,情報を収集し,統計解析を行い,バイアスのない結論を出すために有...
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企画:田中良哉(産業医科大学医学部第一内科学講座) ・閉経や加齢に伴うエストロゲン欠乏などにより骨代謝平衡が破綻すると,骨量と骨質が変化して骨脆弱性が亢進した骨代謝異常症,すなわち骨粗鬆症を生じる. ・骨粗鬆症の治療が骨折前に適正に提供されれば,超高齢社会にも高く貢献するはずである.そのためにも骨粗...
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企画:菊地 眞(公益財団法人医療機器センター理事長,一般財団法人ふくしま医療機器産業推進機構理事長) ・わが国では2014年に「健康・医療戦略推進法」が制定され,翌年には日本医療研究開発機構(AMED)が発足して,“オールジャパンでの医薬品開発”と並んで“オールジャパンでの医療機器開発”の取り組みが...
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企画:岩波 明(昭和大学医学部精神医学講座) ・ADHDの有病率は高率で,成人においては人口の5%あまりというデータも報告されている.現状では,ADHDは臨床面でも社会的にも重要な疾患であるにもかかわらず,その重要性が十分に認識されていないケースが多い. ・かつてADHDは何らかの脳の微細な損傷が原...
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企画:滝田順子(京都大学大学院医学研究科発達小児科学) ・昨今,小児・AYAがんにおける診断,治療はめざましい変化を遂げている.次世代シーケンサーの台頭により治療標的の同定が急速に進み,小児・AYAがんにおいてもがん遺伝子パネル検査として実装される時代となった. ・近年開発されたCAR-T細胞療法や...
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企画:小倉裕司(J-SSCG2020特別委員会委員長,大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター) ・日本集中治療医学会と日本救急医学会は,合同で「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)」を作成し,2021年2月に正式出版した. ・J-SSCG2020は,多職種が関わる国内外の...
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企画:後藤信哉(東海大学医学部内科学系循環器内科学) ・1990年代,循環器内科領域における血栓止血領域への興味は少なかった.心筋梗塞などの血栓症を診ていたのに,血栓止血の視点が少なかったのは不思議であった. ・その後,抗血小板薬としてクロピドグレルが開発され市場が拡大した.さらに,心房細動の脳卒中...
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企画:石井 健〔東京大学医科学研究所感染・免疫部門ワクチン科学分野,同国際ワクチンデザインセンター(国際粘膜ワクチン開発研究センター),国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ワクチン・アジュバント研究センターモックアップワクチンプロジェクト〕 ・2018年に発刊した「近未来のワクチン」(264巻...
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HIFと疾患――ノーベル賞受賞と将来展望 企画:南学正臣(東京大学大学院医学系研究科腎臓・内分泌内科) ・2019年のノーベル医学・生理学賞は,低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)の酸素感知および応答経路を解明したGregg Semenza,Peter Ratcliffe,Willia...
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外国人診療 企画:鈴木敦詞(藤田医科大学医学部内分泌・代謝内科学) ・外国人診療を行ううえで最初の障壁になるのは外国語である.医療の専門教育について,どの程度英語を用いるべきかということは,一般教養としての英語教育とはまた異なった課題である. ・JCIのような国際的な病院機能評価システムや,JMIP...
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がんにおけるカヘキシア――とくにサルコペニアの問題を考える 企画:葛谷雅文(名古屋大学大学院医学系研究科地域在宅医療学・老年科学) ・カヘキシア(悪液質)の定義は明確に定まっているわけではないが,一般的には複合的な代謝異常により骨格筋量の低下ならびに体重減少を併せ持つ病態を指す. ・がんに伴うサルコ...
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レトロトランスポゾンと内在性ウイルス――機能と疾患 企画:朝長啓造(京都大学ウイルス・再生医科学研究所ウイルス感染研究部門RNAウイルス分野,同附属感染症モデル研究センター) ・ヒトのゲノムの約半分は,“動く遺伝子”あるいは“転移因子”とよばれるトランスポゾンで構成されている. ・ゲノムの大半を占め...
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新しい臨床関連研究法の下での臨床研究の現況と課題 企画:笹野公伸(東北大学大学院医学系研究科医科学専攻病理病態学講座病理診断学) ・すべての臨床研究に関し,その手続の規制や手続自体の透明性を確保することで国民の臨床研究に対しての信頼確保をはかり,わが国における臨床研究を推進する目的で,2018年4月...
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企画:竹内一郎(横浜市立大学医学部救急医学) ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はまたたく間に世界へと広がり,人々の生活を大きく変革させたが,疾患はCOVID-19だけではなく,常にCOVID-19とそれ以外の疾患との両立が求められる. ・全国各地で新たな医療システムも動き出している.体...