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医学のあゆみ:389件
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がん抗体医薬の新展開-新規分子による創薬・治療から副作用対策まで 畠 清彦(国際医療福祉大学三田病院血液内科.同悪性リンパ腫・血液腫瘍センター) 2000年に2つの抗体医薬が日本で承認,発売されて,抗がん剤治療は大きく進歩した.B細胞性リンパ腫に対するCD20抗体医薬rituximabと,Her2...
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ライソゾーム病のすべて 衞藤 義勝(脳神経疾患研究所先端医療研究センター.東京慈恵会医科大学名誉教授) このたび,ライソゾーム病の特集が組まれ,著者が企画者として編集を依頼された.ライソゾーム病はご承知のように希少疾患であり,約20,000の遺伝子病のうちもっとも病因解析,治療が進歩している疾患で...
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近未来のワクチン-開発研究の潮流と課題 石井 健(医薬基盤・健康・栄養研究所 ワクチン・アジュバンド研究センター) 明治維新から150年を数える2018年,翌年には元号が変わり,翌々年には東京オリンピックが開催される.世界のなかの日本において,普段の生活において,われわれの近未来はどのような世界に...
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腸内細菌と臨床医学 安藤 朗(滋賀医科大学医学部消化器内科) ヒポクラテスは“Death sits in the bowels”,“Bad digestion is the root of all evil”と述べている.この言葉が示すように,腸と健康のかかわりは古代から認識されてきた.一方,ロシ...
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企画:寺師浩人(神戸大学大学院医学研究科形成外科学) ・わが国は超高齢化社会を迎え,糖尿病や動脈硬化症の増加に伴い,下肢にさまざまな足病を抱え,自力歩行困難な患者が急増している. ・慢性の足病を抱える患者群ではサルコペニアが進行し,重症下肢虚血にまで病態が及べばフレイル予備軍となり,下肢大切断を余儀...
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遺伝子治療の新局面 小野寺 雅史(国立成育医療研究センター研究所成育遺伝研究部) 現行の遺伝子治療は,紆余曲折はあったものの,現在では長足の進歩を遂げ,原発性免疫不全症や先天性代謝異常症に対する自己造血幹細胞を用いたex vivo遺伝子治療,白血病や悪性リンパ腫に対する末梢血T細胞を用いたCAR-...
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アレルギー研究最前線 中山 俊憲(千葉大学大学院医学研究院免疫発生学) 気管支喘息,アトピー性皮膚炎,鼻炎(花粉症),食物アレルギーなどのアレルギー疾患は,世界的に増加傾向にあり,いまや国民病といわれるほどである.日本人の約4割が鼻炎の罹患歴をもち,現在でも年間1,500人以上の日本人が喘息で死亡...
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企画:金 吉晴(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所所長) ・日本では毎年のように多くの自然災害,人為災害が生じており,心のケアが社会の関心事となっている.どのような支援であっても,本来の回復力が引き出されるような環境を整え,自然の回復を促進することが基本となる. ・急性期に生じる多くの症状...
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企画:大鳥精司(千葉大学大学院医学研究院整形外科学) ・本特集では,まず日常診療で最も遭遇する腰椎や膝関節などの局所,中枢である脊髄での痛みの機序を解説いただく.また,イメージングを用いた細胞レベルでの痛み機序も徐々に解明されている. ・多くの画像の進歩があり,関節,神経,筋肉では構造だけではなく痛...
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婦人科がん-研究・臨床の新展開 加藤 聖子(九州大学大学院医学研究院生殖病態生理学分野.同病院産科婦人科) 今回,“婦人科がん――研究・臨床の新展開”をテーマに企画を担当させていただいた.ほかの癌腫と同様,婦人科がん領域の研究・臨床にも大きな変革が起こっている. 子宮頸癌では,ヒトパピローマウイ...
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遺伝子解析研究の新時代 (企画:徳永勝士/東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学分野) ヒトゲノム研究は,さまざまな切り口で“多様性”を大規模に解析する時代に入った.この“多様性”には,先祖から受け継ぐ個人差や集団差もあれば,個体が成長の過程で生じる体細胞変異もある.また,各種臓器や個々の細胞ごとに...
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胃癌のすべて (企画:瀬戸泰之/東京大学大学院医学系研究科消化管外科学) 胃癌治療は,ここ数年で大きく変化している.手術治療においては,2018年保険改定で,胃切除,噴門側切除,胃全摘の3術式でロボット支援が認められ,胃癌領域外科治療でも活用されていくものと思う.化学療法では選択肢が増え,かつ免疫...
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企画:鈴木一博(大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫応答動態学研究室,同微生物病研究所免疫応答動態分野) ・“病は気から”ということわざにも示されるように,神経系と免疫系がなんらかの形で影響を及ぼし合っていることが古くから経験的に知られていた. ・神経-免疫相互作用のメカニズムが分子レベルで解...
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ロボット支援下手術の最前線 (企画:久米春喜/東京大学大学院医学研究科泌尿器外科学分野) ロボット支援手術は出血が少なく,視野が広く,操作性もよいため,その優位性が示さつつある.前立腺癌では癌の切除断端の陽性率が劇的に減り,尿禁制も早期に改善し,術後の腎機能低下が最小限に抑えられた.2018年4月...
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マイクロRNA研究の進歩 企画: 落谷孝広(国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野,東京医科大学医学総合研究所分子細胞治療研究部門) 山本雄介(国立がん研究センター研究所分子細胞治療研究分野) ・近年の研究により,マイクロRNA(miRNA)が腫瘍細胞の発生・進展・転移に深く関わることがわか...
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自己炎症性疾患――病態解明から診療体制の確立まで 企画:西小森隆太(京都大学大学院医学研究科発達小児科学) ・自己炎症性疾患は炎症を主病態とする一連の疾患群である.当初,家族性地中海熱,高IgD症候群など少数の遺伝性疾患を対象にしたが,遺伝子解析技術の向上により,現在約30疾患にまで増加した. ・自...
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臨床薬理学UPDATE 渡邉裕司(浜松医科大学医学部臨床薬理学講座・臨床薬理内科,国立国際医療研究センター臨床研究センター長) ・臨床薬理学は日本では比較的新しい学問領域であるが,薬理学の知識に基づき,薬物治療の有効性と安全性を最大限に高め,個々の患者に最新・最良の治療を提供することをめざしている....
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レクチン医学最前線 企画:山本一夫(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻) ・レクチンの定義に関する論文が『Nature』誌に掲載されたのは1980年代のことである.当時はまだ知名度も低く,レクチンが認識する糖鎖の生物学的意義に関しても知見は乏しかった. ・その後,免疫系にC型レクチン...
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企画:今井健一(日本大学歯学部細菌学講座/生体防御医学研究所生体防御部門) ・口腔内の細菌とウイルスは血流や誤嚥を介してほかの臓器に運ばれるため,歯周疾患や齲蝕などの口腔感染症を単に口腔内に限局した疾患ではなく,全身に影響を及ぼしうる疾患として捉える必要がある. ・口腔ケアをはじめとする口腔健康管理...
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血管新生─基礎と臨床 企画:望月直樹(国立循環器病研究センター研究所) ・発生学における臓器形成では,循環臓器としての心臓・血管・血球の形成が諸臓器の形成に先行することが必須である.また血管新生は発生時のみならず,虚血性血管疾患やがんにおいても認められる現象である. ・病態では発生時に機能する情報伝...