第66巻3号　麻酔科領域における末梢神経ブロックは、リマーク法、X線透視法、神経刺激法、そして超音波ガイド法と変遷を遂げた。超音波ガイド下末梢神経ブロック（ultrasound-guided nerve block: UGNB）は、1989年に腕神経叢ブロックで最初に報告（Ting, Br J An...

第66巻1号　麻酔に関連して生じる致死的合併症は、呼吸器障害によるものが最大の原因であることが複数の研究により明らかにされている。これらの致死的合併症は、気道確保困難が原因となるのみならず、呼吸器障害を有する患者の状態悪化が原因となることもある。近年、気管支喘息の罹患率の増加や、高齢化や肥満化による...

麻酔メカニズム研究を行ってこられた第一線の研究者の皆様に、それぞれの立場から麻酔メカニズムをついて概説していただき、麻酔というシンプルと思われるメカニズムにより、複合的な現象がどのようにして引き起こされているのか、最新の麻酔メカニズムに関して、実地臨床医にも分かりやすく理解できる特集とした。 ≫ 「...

第66巻5号　麻酔・周術期管理の領域においても、ベッドサイドで即時に行うポイントオブケア超音波画像診断の有用性が高まっている。ポイントオブケア超音波の普及は外傷・救急・集中治療領域ではすでに先行しているが、麻酔・周術期管理の立場からコンテンツを整理する。 ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバーはこちら ...

投稿論文掲載号 巻頭言：ベストアンサー 原著：double-train経頭蓋電気刺激による術中脊髄機能モニタリング 臨床経験：高リスク患者における大腿骨頸部・転子部骨折に対する骨接合術の麻酔管理 ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバーはこちら ※本製品はPCでの閲覧も可能です。 製品のご購入後、「購入済...

第66巻7号　近年、代替医療への関心が深まっており、その中でも慢性痛に対する漢方医療への興味が膨らんでいる現況がみられている。そのような医療現場での背景からも、今回の特集に、慢性痛患者への漢方医療を取り上げた。 まず、漢方薬による痛み治療の基本から始まって、各痛み部位における漢方医療の現況や今後の課...

第66巻9号　心肺脳蘇生については、国際蘇生連絡委員会（ILCOR)のもとに5年に1回国際的なコンセンサスが形成され、それに基づき、JRC蘇生ガイドライン、欧州蘇生協議会、AHAが同時に蘇生ガイドラインを発表している。蘇生現場に関わる可能性の高い麻酔科医にも最新のガイドラインの改正点や心肺脳蘇生の今...

第66巻11号　重症心臓・大血管疾患に対する非侵襲的手術が広く行われるようになってきた。麻酔科医には、手技を理解し、経食道心エコー法を活用した管理も要求される。低侵襲手術とはいえ重症心臓・大血管疾患が適応となるほか、高齢であることのリスクを抱えることも多い。　そこで、今回は重症心臓・大血管疾患に対す...

投稿論文掲載号 ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバーはこちら ※本製品はPCでの閲覧も可能です。 製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。 推奨ブラウザ： Firefox 最新版 / Google Chrome ...

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投稿論文掲載号 巻頭言：卒後臨床研修制度　（竹内　護） 講座：ロボット支援腹腔鏡下手術における皮下気腫の発生頻度　（水野　樹ほか） 臨床経験：乳腺外科手術におけるアセトアミノフェン注射剤定期投与による術後鎮痛効果の検討　（吉武美緒ほか） ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバーはこちら ※本製品はPCでの...

投稿論文掲載号 巻頭言：心臓麻酔におけるbispectral index（BIS）と近赤外線分光法（NIRS）脳組織酸素飽和度（ScO2）同時モニター　（林田眞和） 原著：オピオイド使用患者の術前オピオイド使用量に応じた術後痛管理の有効性と安全性についての検討―前向き観察研究―　（伊原奈帆ほか） 腹...

投稿論文掲載号 巻頭言：質と効率の向上を絶え間なく目指す時代への転換　（山浦　健） 原著：帝王切開後慢性痛の発生頻度とリスク因子の検討―前向きコホート研究―　（井上理恵ほか） 臨床経験：術後のシバリング発生に与えるフルルビプロフェンの効果について　（大森睦子ほか） ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバー...

投稿論文掲載号 巻頭言：麻酔科医と患者予後　（川﨑貴士） 原著：腰椎多椎間固定術におけるトラネキサム酸の周術期出血量に対する効果の検討　（辻　史子ほか） 臨床経験：心臓血管手術におけるFORE-SIGHT(R) ELITEとINVOS(R) 5100Cによる局所脳酸素飽和度の比較　（藤田剛史ほか） ...

投稿論文掲載号 ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバーはこちら ※本製品はPCでの閲覧も可能です。 製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。 推奨ブラウザ： Firefox 最新版 / Google Chrome ...

第67巻1号　気道確保が困難な場合に生じる合併症が、麻酔に関連して起こる死亡および不可逆的脳損傷の最大要因であることが1990年代初頭に明らかになった。その後、より有効な気道確保器具の開発、経皮動脈血酸素飽和度モニター、呼気二酸化炭素濃度モニターの普及、そして気道確保ガイドラインの策定などにより、気...

第67巻3号　現在ではほとんどの施設で、麻酔科医が急性術鎮痛に関与している。他方、手術患者の10-50%が、手術から3カ月以上経過し、原疾患や手術による創傷治癒後も痛みが残存する遷延性術後痛（persistent postoperative pain: PPOP）という病態に陥るが、このPPOPを意...

投稿論文掲載号 巻頭言：拡大する麻酔科医フリーランス化の光と影　（田垣内祐吾） 総説：外科的緊急気道確保　（高橋　慧ほか） 臨床経験：全身麻酔下に施行された脳神経外科手術における術前時間，手術時間，術後時間　（水野　樹ほか） ≫ 「麻酔」最新号・バックナンバーはこちら ※本製品はPCでの閲覧も可能で...

第67巻11号　日本麻酔科学会第64回学術集会のシンポジウム“新しい医療事故調査制度における事故調査”講演にもとづく特集。本制度は学習を目的とした新しい制度であり、社会からの期待も大きく医療界の責任は重い。事故調査の方法や報告書の記載などについては不慣れな点もある。　まず医療事故調査制度発足後２年間...

第67巻5号　麻酔中や術後の呼吸管理は、以前から麻酔の臨床の基本をなすものであるが、近年大きく変貌してきている。呼吸管理のモダリティーが、侵襲的人工呼吸、非侵襲的人工呼吸、ネーザルハイフロー酸素療法など多岐になって、低酸素血症に対する対応の選択肢が格段に広がった。人工呼吸の病態生理の概念も変遷し、病...