これからの「お看取り」を考える本

  • ISBN : 9784621308165
  • ページ数 : 192頁
  • 書籍発行日 : 2023年5月
  • 電子版発売日 : 2023年5月17日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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商品情報

医師が行う「お看取り」を題材にし,これまでの死亡時のみの関わりではなく,死は罹患や老衰からはじまるプロセス(死後も続く家族のケアも含めて)と捉え,医師や医療職がみんなで人生の下り坂を支援(終末期を看取る)することの大切さを力説.日本におけるACP(人生会議)の在り方や安楽死などの議論も展開.著者の看取り事例も紹介している.

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■ 序文

はじめに

本書は「看取り」について「考える」ための本である.実際の現場では,考えているだけではどうにもならない.現実にどう対応するかを決めなくてはいけない.「事件は現場で起きている」というわけだ.

それに対して「岡目八目」という言葉もある.現場にいないものが意外に重要なところを見ている.わきでただ考えているだけの人もまた重要だ.本書の立場はこちらに近い.現場の忙しさに流されて見失っているものはないか,現場から少し距離を置いて,一度じっくり考えてみたらどうかという提案である.

筆者自身は臨床の第一線を退き,特別養護老人ホームの配置医の仕事が唯一の現場であるが,週半日の回診が主な業務で,その残りの時間をできるだけあれこれ考える時間にあてている.論文を読み,本を読み,ドラマや映画を見て,いろいろ考える日々である.周囲から見れば,ただごろごろしているだけに見えるし,事実そうかもしれないが,頭の中にはさまざまなことが巡っている.

35年にわたって臨床医として働いてきた中で起こったことが,いろいろと思い出される.ただ思い出すだけではなく,いろいろな感情が伴う.その感情を起点に,暇に任せて考える.感情を伴うことを思い出して,何も考えないというのはむつかしい.むしろ考えることを強いられる.時間があると,考えることにはきりがない.現場から離れたことがそれに拍車をかける.さらに考えるときりがなくなる.そこで筆者自身が「考えたこと」を一冊の本にまとめてみようというのが,本書のコンセプトである.「こうすればいい」ということはできるだけ避けて,「こういうことが起きている」という事実をもとに,呼び起こされた感情とそれにつなげて「考えたこと」を中心に話は進んでいく.いつまでたっても「どうすればいいか」は出てこない.少しは出てくるかもしれないが,苦し紛れの対応だったりする.

その考えが,共に働く医師にどう影響したのか,5 章の事例集の執筆を引き受けてくれた,平沼さん,岩浪さん,織原さん,進谷さんには,紙面を借りて深謝したい.ありがとうございました.

本書が読者に求めることはただ1 つである.読者の皆さんも,一度立ち止まって,考えてほしい.本書がそのためのガイドの1 つになれば幸いである.


2023年3月吉日

著者名郷直樹

■ 目次

1章前提:「看取り」も「死」もプロセスである

【前提Ⅰ:「看取り」はプロセスである】

【前提Ⅱ:死はあいまいなものである】

2章死における希望と絶望

3章ACP,「人生会議」と看取り

【可能性Ⅰ:「人生会議」は意思決定ではなく,看取りのプロセスである】

【可能性Ⅱ:PECOで「人生会議」を眺めてみる】

4章死に希望や幸福を届ける看取り支援

【パートⅠ.医療モデルから生活モデルへ:包括ケアと多職種連携】

【パートⅡ.多職種で提供する看取りの現状から将来へ向けて】

5章看取りの事例集

<医療依存度が高い中で生活に盲目になっていた医師> 岩浪悟

<訪問医の心に重くのしかかる家族からのありがとうの言葉> 進谷憲亮

<もう治らない,死ぬとは絶対にいわないでください> 織原梓

<死に目に会えなくてもいいんですよ> 平沼仁実

<まだ生きているか.しぶといやつだな> 名郷直樹

<私が到着するまで心臓マッサージをお願いします> 名郷直樹

<救急車中で亡くなる末期がん患者> 名郷直樹

6章死をことほぐ

■ 特記事項

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